今日で11月も終わり、今年も残りあと1ヶ月です!!(゜ロ゜ノ)ノ

はやいですね。。。

歳を重ねるたびはやくなってるのは気のせいでしょうか??


よく、楽しい時間ははやく過ぎるっていいますが、今年はどうだったですかねぇ。。

うーん(笑)
またまた帰来さんからのリクエストです~

聖☆九尾狐の冒険-110827_1814541.jpg


一応、ゴスロリのつもりです☆
はっとする矢代。
「だいじょーぶ??」
ふと、春の声が聴こえてきた。猫の姿の実琴とともに、矢代の布団の傍らで心配そうにしていた。
「春…実琴…」
矢代は、身体を起こそうとするが、全身に痛みが稲妻のように走る。
「いっ!い…っつっ…」
「あ!動かない方がいいよ…ってもう遅いか」
ジロリと春を見る矢代に、春は笑ってごまかそうとする。
「あは~…」
「…とにかく、無事でよかったです。多分その痛みは、戦いの緊張からくるものでしょう、すぐ治りますよ」
実琴が説明口調で言った。
「…ごめん。ありがとう」
素直にお礼を言った矢代に、照れた様子で春が笑った。
「あははっ、そんな~、今更」
「………」
実琴は、一人真剣な顔をし、なにやら考え込んでいたふうだった。


「それでは、そろそろ帰りましょうか、春?」
「えー、もう?」
「矢代はまだ休まなくてはならない身体なんですよ」
駄々をこねる春に手を焼く実琴を見て矢代は、
「…構わないよ、泊まって行って」
と言った。それを聞いた春は、嬉しそうに目を輝かせた。
「わー、ホントに!?」
やったー、やったーと、跳びはねる春を見て実琴が一言。
「本当にいいんですか?五月蝿いでしょう?」
「いいんだ。今日は…」
矢代は、少し暗然な表情を浮かべていた。
ガタン。
「あっ、危なーい。あははっ、ツボ落としそうになっちゃった」
雀躍していた時の腕がツボに当たり、床に落ちるすんでのところで上手くキャッチをした春。
「本当に?」
実琴は、もう一度尋ねた。
「ああ…」
前言撤回したくなった矢代だった。


「楽しいねー」
何時間も騒いでる春に、疲れ果てた矢代がうざさを堪えて言う。
「もう寝ろよ」
「えー」
春がふざけ気味に文句を言うと、冷たい目で春を怒る実琴。
「矢代の言う通りにしないと…どうなっても知りませんよ?」
「はい、すみませんでした」
布団をガバッと頭から被り、寝たふりをした春。少し震えている。
矢代は、やっぱり実琴は怖い、ただ者じゃないな…と思いながら、電気をパチリと消した。
「お休み」
「お休みなさい」
矢代と実琴がさらりと挨拶を交わし、春はちょこっと顔を出して、
「おやすみ」
と言った。



暖かい布団で、暖かい友人達と安心して眠りについた。