2011(平成23年)年1月3日
あの日、国立劇場で中村富十郎丈の訃報を受け取った私らは
無言の内に新橋演舞場に向かい、
「寿式三番叟」の幕開けに
哀悼の想いを込めて
『天王寺屋』と掛けたのでした。

そして、歳月が流れ、
今月二月大歌舞伎第二部で
五世中村富十郎十三回忌追善狂言[船弁慶]を忘形見の鷹之資丈がお勤めになる。

感慨深い。