家族を亡くした人々の思い | 金谷全朗の印象光景・ハッピーがそこにある!

 

「今日、2年前に亡き父が座った場所に…母が座った」切ない思いが伝わってくる写真

(らばQ 画像記事、転載)
 

6月17日は父の日でした。

2年前に抗がん剤治療を始める前にアパラチア山脈(※)に登ったという海外のお父さん。その2年後、お母さんが同じ場所を訪れたそうです。
(※アメリカ北東部~カナダ)

「初めて父のいない父の日に撮った母の姿」と題した写真をご覧ください。

亡き夫と同じ場所、同じ姿勢で景色を眺める妻。

背中からいろんな思いが伝わってきます。

 

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●彼に敬意を払う…なんと美しい方法でしょう。
私も似たような状況よ……高校のときにパーキンソン病の合併症で父を亡くした。父の日はいつもつらい。父親とのいい関係を思い出して、オースティン・パワーズとグレムリンを見る。一緒に何度も見た映画なの。愛情は今でも存在する。

↑それも美しいよ。

↑読むだけで涙が出てくる。うちの父はちょうど抗がん剤治療を始めるところ。それが終わりの始まりかもしれないと思うと恐ろしくて怖い。

↑そんな風に考えたらダメだよ。うちの父は治療の前に亡くなった。診断を受けてから6週間以内に。だけどその時間をとても大事に思っている。
自分はこんな風に考えている。世の中のどれだけの人間が愛する人を失ったのか、そして別れの言葉も人生の質問も伝えることなく失ったのか。
父親の病気の進行はとても早かったけれど、それでもその時間があったことに感謝している。もう毎晩のように後で聞きたくなるようなアドバイスを聞くため、夜も寝ずに毎晩一緒に過ごしていたよ。抗がん剤治療を始められるのはすばらしいと思う。終わるまでは戦い続けよう。気持ちを上げて、一緒にいて笑い続けよう。
ガンは本当にひどい。だけど打ち負かすこともできる。嫌なことに目を向けて心配するのではなく、今に集中して、一緒にいる人と楽しんで、回復に向けて全ての探求をしよう。

●ちょっと待って、おかしいな目の中に何かが入ったみたい。
自分は60歳だけど、上の世代は目の前でガンや肺炎などで亡くなっていった。ほとんどは喫煙が理由だけど、親戚や家族の中で自分が長老。
両親もおじ・おばもその年代全員がいなくなった。母親は1983年に50歳の時にガンで他界した。父親は2007年までがんばり、最後に逝ったのは叔父で2015年だった。
子どもの頃にクリスマス、感謝祭、誕生日などのイベントに来ていた大人たちが全員いないんだ。すばらしい人々に囲まれていた子ども時代を思い起こすと、心が痛く、内心では泣いている。

↑きっと今では、あなたが誰かのそうした人なんですよ。これで気分が少しでもよくなってくれるかどうかわかりませんが、自分はあなたの半分の年齢の他人で、それでもあなたの気分がよくなればと願っています。

●ショッキングだ、ガンなんてくそくらえ。

↑今日は、妻にとっての初めての父のいない父の日。自分にとっては11回目。ガンなんてくそくらえ。

↑自分は3度目だよ。
ガンなんてくそくらえ。

↑自分は初めて。
ガンなんてくそくらえ。

↑母親の葬式が来週の火曜日。
ガンなんてくそくらえ。

(投稿者)残されたご家族の皆様にお悔やみを申し上げます。ガンで亡くなった人がなんて多いんだろう。

●あなたとお母様とその他の家族が、お父様と過ごされた楽しい時間をたくさん思い出せますように。

 

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思い出してもらえる幸せ。

思い出すのも供養だよなぁ。