'12春夏パリコレクション/ミュグレー、ガガのショートフィルムも上映 | 金谷全朗の印象光景・ハッピーがそこにある!
フランス・パリ市内で9月28日、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)がクリエイティブ・ディレクターを務める「ミュグレー(Mugler)」が12年春夏コレクションを開催した。

■ガガのショートフィルム

 ショーの冒頭には、フォルミケッティがスタイリングを担当する歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)とコラボレーションしたショートフィルムが上映された。

 キラキラ光る“飾り前歯”を付けたガガは、左右に束ねた髪を振り乱しながら、「ある時はとてもブラックな気分に、ある時にはレインボーな気分に なるの。私はミュグレー・ウーマン。おかしな真似はしないで。ミュグレーを甘く見ないで。ミュグレー・ウーマンを怒らせたいの?彼女はあなたを食べてしまうわ」と語りかける。そして「パリへようこそ。これがファッションウィークよ」というガガの最後の言葉にあわせ、ファッションショーがス タートした。

■ポスト・ヒューマン

 今シーズンのテーマは「ポスト・ヒューマン」。天井に並んだランプが優しくランウェイを照らす中、まるで第二の皮膚のようなスキンカラーを中心に、大胆なカットのパンツスーツやドレスを披露した。外に張り出したショルダーや、フロントに長いスリットが入ったドレス、スチールの棒で支えられたシューズが並ぶ。カラーは、スキンベージュ、ブラック、ホワイトの3色がメインだった。