両極にオーロラがある土星/NASA | 金谷全朗の印象光景・ハッピーがそこにある!
米航空宇宙局(NASA)が24日公開した、輪が真横になり、両極にゆらめくオーロラが見える土星の画像。ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が2009年に撮影した。

 ほぼ分点のところを撮影したので、土星の両極が太陽光に照らされた状態での撮影に成功した。両極のオーロラは太陽風と土星の磁場の相互作用で発生したもので、地球の北極光、南極光と原理が似ている。

 南北のオーロラは対称的に見えるが、微妙な違いがあることがわかっている。北の方が南よりやや小さく、密集度も高い。このことは、土星の磁場が均等ではなく、やや不均衡で、北極の方が南極よりもやや強いことを示唆している。