緑色に輝くハニーの天体、NASAハッブル宇宙望遠鏡 | 金谷全朗の印象光景・ハッピーがそこにある!
米航空宇宙局(NASA)は11日、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が撮影した「ハニーの天体(Hanny's Voorwerp)」の画像を公開した。
 ぼんやりと緑色に輝く「ハニーの天体」はオランダ人の教師、ハニー・ファン・アルケル(Hanny van Arkel)氏が2007年に発見した。天の川銀河(Milky Way)ほどの大きさで、6億5000万光年の距離にある。(1光年は約9兆4600億キロメートルに相当)
 画像には、IC 2497銀河の周囲で30万光年の長さにわたる帯状のガスが映っている。緑色の光は、銀河の中心部にあるクエーサーから発せられる光を反映したものだ。
 クエーサーはブラックホールのエネルギーを得て輝く天体で、IC 2497銀河にあるものは、20万年前に活動を停止したとみられる。