今冬のヨーロッパは例年にない寒波だ。
欧州各地で続く異例の寒波の影響で8日、仏パリ(Paris)は積雪11センチと23年ぶりの大雪に見舞われ、観光名所のエッフェル塔(Eiffel Tower)が閉鎖に追い込まれた。シャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)空港も除雪のため一時閉鎖され、道路交通もまひした。
一方、英国・スコットランド(Scotland)では、ハイランド地方で気温が零下18.3度を記録、エジンバラ(Edinburgh)で最大76センチの積雪を観測した。各地で高速道路や鉄道に影響が出ている。またスペインでは洪水が発生したほか、ポルトガルでは7日に暴風が吹き荒れ、車や立木、電信柱や屋根などが飛ばされる被害が出た。