米ジャズピアニスト、ハンク・ジョーンズ氏が死去 | 金谷全朗の印象光景・ハッピーがそこにある!
数多くの著名人と共演した米ジャズピアニストの巨匠、ハンク・ジョーンズ(Hank Jones)さんが16日、ニューヨーク(New York)市内の病院で死去した。91歳。代理人が同日、明らかにした。

 ジョーンズさんは3月から病床に伏していた。代理人によれば、死亡前日のジョーンズさんは穏やかな笑顔を見せていたという。

 ジョーンズさんは1918年、ミシシッピ(Mississippi)州のジャズ一家に生まれた。ドラム奏者のエルビス(Elvin Jones)さん、トランペット奏者のサド(Thad Jones)さんはジョーンズさんの弟だ。

 ジャズ黄金期にはエラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)、チャーリー・パーカー(Charlie Parker)、ベニー・グッドマン(Benny Goodman)らと共演。米女優マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が当時のジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)大統領に「ハッピー・バースデー。ミスター・プレジデント」と歌ったときには、伴奏を務めた。

 バック演奏の活動が多かったジョーンズさんだが、60歳代になると自らの公演やレコーディングを行うようになった。

 2009年には欧州ツアーを行っていた。