世界中で愛されるルイス・キャロル(Lewis Carroll)の小説「不思議の国のアリス」を、鬼才ティム・バートン(Tim Burton)と俳優ジョニー・デップの強力タッグで映像化した話題作『アリス・イン・ワ ンダーランド』がいよいよ4月17日から公開される。
■アリスの“その後の冒険”
主人公は、成長して19歳となったアリス。不思議な白うさぎを追いかけて“うさぎ穴”に落ち、ワンダーランドに迷いこんでしまう。そこで出会う奇抜な住人たちは、なぜか皆アリスを知っていた。しかも、残忍な赤の女王による恐怖政治に苦しむ彼らにとって、アリスは伝説の救世主という設定。子供の頃この地で冒険したことを忘れているアリスは、元の世界に戻ろうとするが、いつの間にかワンダーランドの運命を賭けた戦いに巻き込まれていく…。
■キーパーパーソンとなるのは?
このストーリーを彩る豪華なキャスティングにも注目だ。アイコン的キャラクターかつ戸惑いながらも救世主としての自分を見つけ出してゆくという主役、アリスを演じたのは、オーストラリア出身の新星ミア・ワシコウスカ(Mia Wasikowska)。小説でのリリーフ役とは異なり、映画ではストーリーの鍵を握る重要な役割を果たす「マッド ハッター」は、ジョニー・デップ(Johnny Depp)。
そのほか、赤の女王役には、バートン監督のパートナーで彼の作品の常連でもあるヘレナ・ボナム=カーター(Helena Bonham Carter)。慈悲深い白の女王役に『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)。 小説でも人気のチェシャ猫や白うさぎ、ハートの女王など、あらゆるワンダーランドの住人の活躍も必見だ。
■まるで迷い込んだような体験を
さらに注目すべきは、映像魔術師ティム・バートンが3Dで描きだす ワンダーランドの世界だ。5度のアカデミー賞に輝く視覚効果スーパーバイザーのケン・ラルストン(Ken Ralston)とともに、実写、アニメーション、CGアニメーション、CG、モーション・キャプチャー、スローモーションなどあらゆるテクニックを組み合わせて完成させた驚愕の映像が、誰も見たことのない、想像をはるかに超えた世界へと誘う。