米ハリウッド(Hollywood)を象徴する「HOLLYWOOD」サインを守るため寄付金集めが続いているが、期限まで3週間を切り、目標額まで残り300万ドル(約2億8000万円)となっている。
1923年、ハリウッドランド(Hollywoodland)と呼ばれた不動産開発の宣伝用に設置されたハリウッドサイン自体はロサンゼルス(Los Angeles)市が所有している。しかし、周辺に高級住宅を建設する目的でシカゴ(Chicago)の共同企業体がサインの周辺土地を購入。これを阻止するため、保全グループが土地を買い取るための寄付金を募っている。
寄付金集めを行っているトラスト・オブ・パブリック・ランド(Trust for Public Land)は、4月14日までに1250万ドル(約11億5000万円)を集めなければならない。これまで、公的資金400万ドル(約3億7000万円)と、映画・テレビ関係の企業やハリウッドスターからの寄付金550万ドル(約5億円)を合わせた950万ドル(約8億7000万円)が集まった。スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)やトム・ハンクス(Tom Hanks)も寄付を寄せている。