米航空宇宙局(NASA)は12日、中国チベット自治区ラサ(Lhasa)から西北西に約110キロのチベット高原(Tibetan Plateau)の氷河の画像を公表した。
NASAの地球観測衛星テラ(Terra)に搭載されたセンサー、アスター(Advanced Spaceborne Thermal Emission and Reflection Radiometer、ASTER)が2007年1月7日にとらえたデータから作ったもの。
画像の色は人為的につけたもので、雪や氷は白、雪や氷がない場所は茶色、水は紺色や青、影は黒で表現されている。「第3の極」ともよばれるチベット高原は、地球上で北極・南極に次いで氷の量が多い。冬季は太陽の高さが低いため山並みから北に向かって長い影がのびている。