フランス・パリ市内で1月28日、「ヴァレンティノ（VALENTINO）」が09年春夏パリ・オートクチュールコレクションを発表した。前任のアレッサンドラ・ファキネッティ（Alessandra Facchinetti）にかわり、今季からレディース部門のクリエイティブ・ディレクターに就任したのは、創業者ガラヴァーニの下で10年間にわたり仕事をしたマリア・グラツィア・キウリ（Maria Grazia Chiuri）とピエール・パオロ・ピッチョーリ（Pier Paolo Piccioli）の2人。メゾンの伝統的なコードをベースに、ショート丈のスーツやコート、エレガントなロングドレスなど、ラグジュアリーでフェミニンな作品を並べた。リボンでアクセントを加えることも忘れていない。フレッシュで革新的なエレガンスの誕生だ。会場には、ガラヴァーニ本人も駆けつけ、ヴァレンティノの誕生を祝福した。