シルク・ドゥ・ソレイユの新作「ZAiA」/マカオ | 金谷全朗の印象光景・ハッピーがそこにある!
メモ
「太陽のサーカス(Circus of the Sun)」シルク・ドゥ・ソレイユ。

今回は80人以上のキャストで繰り広げる、夢の中での宇宙などへの旅。
見事な動きと色彩のファンタジーが、劇場空間に展開だ!

ZenRo~



クリップ国際的人気を博すエンターテイメント集団、シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)が、8月からマカオ(Macau)で新作公演「ZAiA」をスタートさせる。 

 制作費に1億5000万ドル(約160億円)を費やした同作品は、夢の中で宇宙などへ「自分探し」の旅に出るというストーリー。80人以上のキャストが出演する。

 会場はマカオのヴェネチアン・マカオ・リゾート・ホテル(Venetian Macau Resort Hotel)内に特注で作られた1800人収容可能な大劇場で、同ホテルのカジノのオープン1周年にあたる8月28日に初演を迎える。

 5月29日に行われたメディア向けプレビュー公演の際、シルク・ドゥ・ソレイユ社長兼CEOのDaniel Lamarre氏は、アジア市場をターゲットにすれば、ほかの地域の2倍の売り上げが見込めると話した。「アジアで公演をすればシルク・ドゥ・ソレイユの形勢が変わるだろう。アジアは北米より重要な市場になりつつある」

 旧ポルトガル植民地であるマカオは、2007年に10億ドル(約1050億円)の売り上げを達成し、大規模なギャンブルの街ラスベガス(Las Vegas)をしのぐ勢いを見せている。

 団体名のシルク・ドゥ・ソレイユとは「太陽のサーカス(Circus of the Sun)」という意味。20年前に誕生し、以来、伝統的サーカスや、演劇、音楽、特殊効果を織り混ぜたステージで世界的な成功を収めた。1000人近くのアーティストが、15本の演目をそれぞれの地元や世界のツアーで行っている。アジアではこれまで、シンガポール(Singapore)、香港(Hong Kong)、ソウル(Seoul)、東京で公演を行った。