王様の耳は猫耳キュート -3ページ目
クリスマス
愛しの彼女から貰ったプレゼント
キリンが逆立ちしてないキーケース
大好きだったけどー
無くしてしまうなんてー
もらって三日で紛失とは情けなし
お洒落でかわいいデザインで
使い倒してやろうと心に決めたのに
今まで鍵はおろか財布や身の回りの物を
紛失した記憶がないだけに
ピンポイントすぎてへこむ
よりによってかよ
今まで手元になかった分
存在がまだ俺脳に感知されてなかったのかしら
飲み屋にファミレスにカラオケ屋
果ては彼女を送った帰り道まで
心当たりがある場所は全部探したがない
これはあれですか?
探すのをやめた時に出てくるあれですか?
じゃあ一生見つからないな
結局寒空の下家に入れずジプシーだし
どう彼女に言い訳しようか悩むしで最悪だったわ
今年も終わりなのに
最後の最後でやっちまった
ごめん彼女よ
良い事も悪い事も
全部まとめて忘れてしまえ
あいつにこいつにそいつもまとめて
忘却の彼方へほっぽり投げろ
ってな会が忘年会と呼ばれるイベント
強制的に発生し回避不可
もれなくHPが1になる魔のイベント
かったるいしメンドイしで最悪な会だわ
アルコールと炭水化物で胃を満たし
借りてきた笑顔と慣れないジョークで場を保つ
逆に忘れられない嫌なトラウマを植えつけられて
今年一年を締めくくるってもんで
一年の前に気に食わない幹事の首を・・・
その他にもあのオッサンや若造の首も・・・
まとめて締めくくってしまいたい衝動を抑止
やっぱ向いてないわ
今年の教訓
会社の飲み会には死んでも出ない
限界だったから途中で帰ったが
二次会とかもあったんだろうな
楽しめる奴が羨ましいぜ
なんだかんだで終わったクリスマス
どこもかしこもイルミネーションが眩しかったぜ
無難に彼女とのイベント事を終えて
ホットするのもつかの間
気づけばもう今年も残りわずか
年始に誓ったあんな事やこんな事
俺マニフェストは未消化のまま来年へ
否
残りまだ一週間あるでないか
何か一つでもいいから消化しておこう
うーん
まずは掃除をしようそうしよう
ツガイだらけの街並みを見て
どうやって出会い愛を育んでいるのか
ちょっと不思議なデートスポット
半額ケーキ兵どもが夢の跡
来年はどうなっているのかしらね
まずは掃除だ掃除
綺麗にして福を呼び込め
時には娼婦のように淫らに
時には夜のネオン街のキャッチのように
あの手この手で福を呼び込むぞ
年の瀬、年も末
あっという間の一年
最近金の減りが異常に速い
諭吉に翼が生えて
漱石に足が生えて
硬貨が転げて逃げ出す
財布が軽い軽い
やつらは一体いつ消えているのか
きっと寝てる間にこっそりと
仲間が大勢いる場所を目指して
家の隙間を探しては相談し
外出時には隙がないか確認し
まるでショーシャンクさながらの
脱走劇を繰り広げているのだろう
いまいましい奴らめ
ひっさしぶりにラブホテルなる施設にお邪魔した
約2年ぶりの外泊
幾度に違う顔を見せるラブホテル
いったい今回はどんなラブホテル?
タバコと同じで年取ると
特別感が喪失している事に気がつく
あの後ろめたさや罪悪感
ちょっぴり大人になった錯覚
色んな感情が凝縮されてドキドキした10代
あの頃はもう一昔
気がつけば自分もオッサン一歩手前
いつのまにかあのドキドキは無くなり
ちょっぴり切ない
大人になったという実感はなく
勝手に大人になっている
大人の事情で大人の情事
大人の理屈で大人の駆け引き
大人の別れと大人の出会い
一夜明ければまた一回り大人になっている
まだまだ片足のつま先が触れてる程度
だけど時間は容赦なく進み
いつか決断の時が来る
その予感をそっと胸にしまって
子供のフリしてはしゃいだラブホテル
嘘で固めたラブホテル
食材の味を引き立てるソース
種類は様々
味も色もバラバラ
一癖、二癖隠し持つ
魅惑の調味料
中濃ソース、マヨネーズにケチャップ
醤油にポン酢にドレッシング
料理の種類に合わせイロトリドリ
仕上げの一掛け
おいしいとまずいの分岐点
それがソース
マヨラーなる新人類がクローズアップされ
オカマママがチュチュする鳥肌全開の騒音が
ブラウン管からしきりに流れていた時代も遠い昔
断言しよう
この世で一番うまいソース
それは
タルタルソースである
まぁあくまでもオレコンランキング1位って話
DHCもびっくりするくらい一位だわ
理屈はいらない
とにかくうまい
何にかけてもうまい
いっそそのまましゃっぶってやろうかと思うくらい
非の打ち所がない
やばいくらいはまってます
久しぶりにバッティングセンターへ行った
130kmに挑戦してみる事に
早すぎてバントもうまく出来ない
手打ちで当てるのが精一杯
経験者でもなければ
運動神経もよくないからそんなもんだけど
プロってすげーなって改めて思った
130kmの直球なんて
遅すぎて投げる奴なんていない
むしろ変化球の球速
あの速さで曲がったり、落ちたりするわけか
プロってすげーな
それをフルスイングしてスタンドイン
かっけーわ
今でも手が痛いぜ
電話が苦手だ
どんなに親しい間柄であろうとも
架ける時のプルルルルって電子音も苦手だし
相手が出た時の第一声も苦手だし
出なかった時の機械女の声も苦手だ
架かってきた時の
出ないといけない強迫観念
用件の邪推に被害妄想
特に用はないと、のうのうと宣うマウスも
緊急の一刻を争う伝言ゲームも
何もかもが苦手だ
だがどんなに嫌だろうが
電話をしなければならない事もある
仕事しかり、彼女しかり、友人しかり
一番厄介なのが彼女だ
電話は二人の愛を破壊する装置
LOVE定額、相手への憎悪も一定額
いつもうまくいかない喧嘩ばかりだ
でも会えない時は声だけでも聞きたい
なんだろう
自販機に売ってるコーンポタージュ
缶底にへばりつくコーンのように
煮え切らずもどかしい
電話は嫌いだ
電話は
久しぶりに美容院で髪を切った
スマン見栄張った
初めて美容院で髪を切った
生み出されてから20数年間
私はずっとそうやって過ごしてきた
秘技セルフカット
だって美容院とかこえーし
「お仕事は?」「休みの日は何を?」「出身は?」
とか無駄にプライベートをほじくり出されるんだろ
有無を言わさぬパワーショベル
そして鏡の前には自分が写ってるとか
想像するだけで嘔吐リバース
だがセルフには限界があるのも確か
なので思い切って行ってみた
感想を一言で言うならば
惨め汁だくツメシロでお願いします
想像通りのテンプレ質問に苦笑いしつつ
脂汗を垂らしながら必死に相槌を打つ鬱
髪型なんてどうでもいい
早く帰りたい一刻も早くこの場から逃げ出したい
出来映えは背伸びした田舎者って感じ
もう行きたくない
心にスキ鋏
そんな冬の帰り道
洗濯機から吐き出される
カラフルな抜け殻
ちょいと湿った腑抜けを
干す干す干す干す
干す干す干す
干す干す
干す
性根を入れ替えろ
ここからが本題
靴下が揃わない
形も色も様々
同じようで違う奴
違うと思いきや同じ奴
揃わない神経衰弱
いつのまにか
ツガイのなかにポツポツと
片割れを求め
いつまでも干され続ける
靴下の群れ
例えるなら三十路の婚活
揃わない神経衰弱

