立山は富山県と長野県を結ぶアルペンルートのおかげで、誰でも気軽に日本アルプスの標高2300mまで行けてしまうという、日本随一の高山観光地。
標高が高いので11月ともなると雪が降る日が多く、冬期閉鎖される11月末までは低気圧の通過と共に、初滑りを目論む気の早いスキーヤーやスノーボーダーたちの聖地になるんです

私も白馬に越してきた10数年前は相方とテント泊するのがシーズンインの儀式だったりしたんですけど、最近はガイド業が忙しい相方。お客さまとともにシーズンインすることが多くなって、私もすっかり母業とともに遠のいていました、立山November!(すみません、先輩の写真展のタイトルです
)数年ぶりの立山からのシーズンインで、かなりテンションは上がっていたものの、天気予報は雪。
しかも大荒れの予報。
でもまあ、今回はメーカーさんの配慮で山小屋に泊まれることだし、それはそれで楽しもう、と。
それよりも体力が心配
9月、10月は冬期シーズンインで専門誌が続々発売されるので、イメージカットを送ったり、原稿を書いたり、はたまた結婚式や七五三などの撮影をしたりで、オフィスワークが大半。それでもいつもはサーフィンしたり、なにかと体を動かすんだけど、今年はなんだか忙しかった~
いざ雪山グッズをそろえてみると
カメラにお泊まりセット、スノーボード一式、スノーシューやポール、行動食や飲み物などなど…
どう考えても20kgは超える~

筋力も衰えてるし、ちょっぴり不安な初滑りなのです。
しか~し!
待ち合わせで合流した今回のメンバーのおかげで、そんな気分も即座に一変しました

今回のメンバーは全国各地でガイド業やライダー業を担うスペシャリストたち

行動も早いし、なにより同行者への気遣いはさすがプロ

それに悪天候だろうが、うま~く気分を楽しく乗せてくれるところも今回のトリップをHappyに
過ごすことができた要因だったと思います

それにしても、悩まされたのは天気の移り変わりが激しかったこと!

こーんな青空が見えた!と、思ったら…

真っ白。

こーんな夕焼けで足早になっても

またまた真っ白。そして陽も暮れて…
自然相手の遊びの瞬間を捉えるのは、本当に難しいです

さらに夜には天候が悪化!
強風でたたかれる窓の音に何度夜中に目を覚ましたことか

でもね、諦めなければあるんですね、素敵な出会いが

お天道様の思わせぶりなチラリズムに翻弄されまくり、こんなときもあるさ、と
ちょっぴり諦めてたんですけど…
帰りがけに遭遇したマーブルな景色

今年はいつもより降雪が少なくて、この日の気温は-9℃。強風で、ときたま雪が降ったから出来た、一期一会のこの景色。出会ってしまった~


この凍った池を背景に、メンバーたちが盛り上がったことは言うまでもありませんでした

今回の模様は、スノーボードブーツDEELUXEのホームページ、カタログ、展示会などで掲載予定です

乞うご期待
