前回は2人組でワクワクした状態を確認する方法について書きました。今回はワクワクした状態になるために、どんなイメージを持ったら良いのかについて書いてみたいと思います。

まず必要なのはワクワクするとは「どんな感覚」なのか?という定義です。
感覚ですから、心や意識だけではなくて、そこには何らかの身体性も含まれているというのは明らかだと思います。
また、英語ではexcitmentなので高揚感を伴うものなのは確かでしょう。

そこで今回は仮に、ワクワクする感覚とは「心のエネルギー状態が高まったときに感じる高揚感」と定義してみることにします。

ではどのようにしたら、自分のエネルギー状態が高まるのでしょう?

「自分の大好きなことをイメージする」
これは確かにワクワクしそうです。しかし大好きなことが見つかっていない人には酷なやり方です。

そもそも、なぜワクワクしなければならないのか?またなぜ好きなことをやっているとき、ワクワクするのか?

「大好きなこと」とは「とても自分らしいこと」と言い換えても、あまり違和感を感じないのではないかと思います。

そこから、この自分らしい「コト」から発せられる波長に対して、自分自身の「ココロ」と「カラダ」の波長が共振すると、倍音のような効果を生み出し、自分のエネルギー状態が高まるという仮説を設定してみます。

ここまで要素分解してみると、次のようなアプローチも可能であると推論できます。

【自分の「ココロ」と「カラダ」を自分らしい状態の波長にしておくと、同調し共振するような高揚感を手がかりにして、とても自分らしい大好きな「コト」=ワクワクすることに辿り着く】

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そして、心と身体を自分らしい状態の波長にするには、今流行っているマインドフルネスや瞑想の他に、身体の波長を積極的にコントロールする合気道的なアプローチも有効です。

また自分が少しでも高揚感を感じることをしているシーンを想像して、その時に感じる「ココロ」と「カラダ」の感覚とエネルギー状態を、自由にイメージを膨らませて増幅するという切り口もあります。
最初の問いに関する一つの答えはこれではないかと思います。

そして重要なのは、『心身のエネルギー状態を積極的にコントロールして、良い音が出せる楽器のようにリラックスした「しなやかで軽やかな自分」でいることが、ワクワクする高揚感を手がかりにして、自分が最も自分らしくあり、かつ情熱を注げられる「コト」にたどり着ける近道』ということです。

「ワクワク」すること。
このようにイメージしてみてはいかがですか?