前回「可能性の実現に必要な、ただ100%イメージした状態であると信じて動く」ための「i-Key (あいきー)」という「100%イメージ」を身につけるテクニックがあることについて書きました。


そして今回、この「100%イメージ」を身につけるi-Key の3つのステップについて書いてみます。


まず最も知っていただきたいのは、自分の身体で体感したことが、一番信じられるということです。

当然といえば当然です。


では次に、自分の身体で体感した感覚に最も近いイメージがあれば、どうでしょうか?

これも信じることが出来るのではないでしょうか?


この『身体と想像の狭間の自由な体感覚』を私たちは、「フィジカルマインド」と表現することにしました。


そして、このフィジカルマインドをありありと思い通りにイメージ出来ることが「100%イメージ状態」であり、イコール自分の身体を通して可能性を実現していくための大切な触媒となるのです。


ではどのようにすれば、自分の思い通りにフィジカルマインドを使えるようになるのでしょうか?


それがこの3つのステップです。

1.考えずに動く

2.体感覚を動かす

3.枠を拡げる


「考えずに動く」は、まず人は思考回路を使わなくても、身体を動かすことが出来ることを理解する必要があります。

具体的には「肩と腕の力を抜いて手を動かす」という課題にチャレンジしてもらいます。文字通りに捉えると出来ないと感じますが、実際にはある運動を行うことで簡単に出来ることを経験すると、最初のマインドセットを外すことができます。


「体感覚を動かす」も文字通りに捉えると出来ないと感じると思います。しかし、これも「心地よさの感覚を相手に伝える」という課題を、ある運動を行った後に行うと、食器洗い用スポンジで相手を倒すといった結果を道しるべとして体験することが出来ます。




最後の「枠を拡げる」はとても抽象的に聞こえますが、今感じている「フィジカルマインドの壁」を少し越えることを意味しています。

そして、これもある運動を行ってフィジカルマインドを前方向に拡張してやることで、乱取り形式で攻撃してくる相手の行動に無意識で対応可能になることが、枠を拡げられたかの証明になります。


そして実際にここまで出来るようになると、今抱えている課題に対して、自分の身体を通して実践するポジティブかつフィジカルなマインドを自然に使えるようになります。


これが100%イメージ状態で、自分自身の鍵=i-Key修得の大切な3ステップです。


ちなみにi-Keyをmindfulnessとmartial artsを組み合わせた造語の「Mindful Arts」と表現するのも、合気道の応用でフィジカルマインドを使う技術体系であることからの着想になります。