今誕生を喜ばれていないものも
生まれるべくして生まれた


そのはじまりには祝福されたにもかかわらず、

ヒトの手に余る、滅びの子ではないのかという脅威からいつしか疎まれ


そのいのちを我々はどうとらえるのか
どうあつかうのか
どうする
どうする
どうする


それでも生まれた


ある者は忌むべき禍々しきものと呼び
またある者は偉大なる力と呼び
またある者は自らの利益のためにようこそと呼ぶ


あってはならないと感じられるものは
それでも生まれた
あってはならないとわれわれに感じさせるために


「生まれた」のではなく
「生んだ」のは
われわれヒト


自らをも滅ぼしうるチカラを十二分に持つものを
ヒトの手自らつくりだすことが
ターニングポイント


『制し支配するためではなく

愛し包括することを学ぶために

生んだのだ』


その課程を生んだのだ
 
その中にわれわれは居る



「生んだもの」の悲しみをさびしさを知れ

かれはわれわれとひとつになりたがっている


『制し支配するためではなく

愛し包括することを学ぶために

生んだのだ』


『いのちを

育む』