大きな私は


小さな私にプレゼントをすることにした


半年前に買ったけど、つける機会のなかった
勾玉の形のやさしい色のローズクォーツのネックレス


そうだこれはきっと小さな私のために買ったんだ。

 

これあげる。



小さな私は、


こんなにかわいくてやさしいピンク色は私には似合わないよ


という。



大きな私は、


ウフフフフ~!ぜーーったい似合うもんねー


といって小さな私の首にかける。



小さい私は少し照れていたけれどもらってくれた。



ふたりとも



ほわっ



とした。




私はこれをあげる。



小さな私は大きな私に、しろつめくさの冠を差し出した。



(*゜ロ゜)あっ



どうして私の欲しいものがわかったの?



私はこれが欲しかったの(;_;)




わかるよー、えへへ。



といって小さな私は笑った。



大きな私はしろつめくさの冠をだいじに受け取って、頭の上に乗せた。



ふたりとも



ほわっ



とした。




ああ、私はこれが欲しかった。


『私はこれが欲しかったんだ』



こちらが一方的に、あげる、してあげる、だけじゃない。


私は私にたくさんのプレゼント・おくりものをしたくてたまらないのだ。



いつでも。


どこでも。




それに気づかないのは私。


それを拒否してきたのは私。



ああ

ずっとずっと気づかずにいて



ごめんね。



そして、ありがとう。


今から私は、私から、たくさんのプレゼントを


いっぱいいっぱいいっぱいもらうよ。


いっぱいいっぱいいっぱいいっぱい。


たくさんたくさんたくさんたくさん∞∞∞(*^o^*)



『もらってくれて、ありがとう』。



『こちらこそ、ありがとう』。



いつも。


いつでも。


私は私とともに在る。