凹を認めながらも
凸のほうを育て、強みへと伸ばす
最近
ひとりひとりが持つ特性や強みを
いかに人生に活かしていくか
ということを深掘りしているせいで
人の強み
ということへの興味が高じて
ポジティブサイコロジー
（ポジティブ心理学）
について勉強を始めました。
とくに今は
有益な情報満載のこちらの本を
線を引いたり、付箋を貼ったりしながら
何度も読み返して腹落ちさせ中。
ポジティブサイコロジー 不登校・ひきこもり支援の新しいカタチ
ポジティブサイコロジーとは
今から20数年前の1998年に
当時のアメリカ心理学会会長だった
セリグマン先生が提唱されて
研究されるようになった
心理学の新しい分野です。
簡単に説明すると
それまでの心理学が
精神的な不調を治療することに
重点が置かれ
①何が悪いのか？
②そうなった原因は何なのか？
③マイナスをゼロにする
つまり
【欠点】や【過去】
に焦点を当てて
【ゼロの状態に治す】
という考え方であるのに対して
ポジティブサイコロジーでは
①あなたの何がうまくいっている？
②あなたの強みをどう活かす？
③どうすれば最善の状態になれる？
というように
【強み】と【未来】に焦点を当てて
【プラスの状態へと高める】
ことで
目標や目的を達成する
ことを目指します。
〝ポジティブ〟という言葉から
ポジティブ思考
（何が何でも前向きに考えよう）
を連想するかもしれませんが
そうではなく、
人間のポジティブな面、
哲学や倫理学等で議論されてきた
「人のプラス面」や「善い生き方」
を科学的に理解しようとする学問
です。
このポジティブサイコロジーと
発達凸凹子育ては
とても相性が良さそうだ！
と
勉強しながら確信しています。
なぜなら、
発達の凸凹が激しくて
生きづらさを抱えている
発達特性がある子のお母さんが
このポジティブサイコロジーの
考え方を取り入れることで
発達障害だからとか、
特性が…ということと別次元で
この子は素敵な才能をいろいろ持っている
ということに焦点を当てて
持っている良いところを
才能として伸ばしていこう
という子育てのほうが
ネガティブなところも否定するのではなく
それはそれとして認めつつ
ポジティブなことのほうに
より意識を向けて活かし
子どもが自己肯定感や自己効力感高く
健やかに育てていけますから
子どもも親も楽しいはずですよね。
ポジティブサイコロジーは
まだ認知度が低く
ポジティブという言葉が誤解されて
怪しいものであったり、
スピリチュアル的なものと思われたり
することもあるようですが、
〝20余年をかけて少しずつ
測定尺度を作って、データを集め、
分析して、定義を作って
その知見を活かして、
医療や福祉、教育などの分野でも
役立てていこうとする実践的な心理学
がポジティブサイコロジーなのです〟
と、上で紹介した松隈先生の著書にも
書かれていました。
これから少しずつ
ポジティブサイコロジー
の考え方が広まって
お母さんとお子さん
それぞれ自分ならではの
「強み」を知り、
それを育てていく中で、
お子さんもお母さんもともに
自己肯定感や自己効力感を高まるような
親子が幸せになるような子育てが
広まっていってほしいなと
この本を読みながら思いました。
✴︎
得意なことのほうにより意識を向けて
出来ないことはボチボチでいい
ちなみに、
私がサービス提供時に使っている
才能発見ツール・クリフトンストレングス
（旧称ストレングスファインダー）を
開発したドナルド・クリフトン博士
ポジティブ心理学の祖父
と呼ばれているそうです。
クリフトンストレングスは
クリフトン博士がギャラップ社という米国の調査会社で
200万人の成功者へのインタビューしたデータを基に
強みの傾向を34つに分類し開発したWeb診断テストで
ポジティブサイコロジーとは
民間企業が開発したということの違いや
言葉の定義の違いはありますが
ともに「人の強みの研究」としては
信頼のおけるものです。
クリフトンストレングスを使うコーチングと
ポジティブサイコロジーの相性は良いので
両方を取り入れて
発達に特性のある子のお母さんに
強みの視点からのサポートが
よりパワーアップすると確信しています。
クリフトンストレングス解説本はこちら。才能の傾向トップ5が分かるWeb診断アクセスコード付きです。
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かつての私のように、わが子の発達に特性があるといわれて途方に暮れて
子育ての正解がわからず迷子になっているお母さん専門。
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