得意(算数)を伸ばすことで
苦手(国語)もそれなりに伸びて
サポートを受けながら大学生活を送れました

 

 

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ごまつぶなような小さな字で
難しい言葉がびっしり並ぶ
ある契約書面を
しっかり読み込んで

「あ、そういうことか!」
と内容を確認しながら
ていねいな字で不備のないように

必要事項に記入し、署名する息子。



こんな光景、
10年前は絶対に

私は生涯見ることはできないと
思っていました。


ASDの特性がある息子は
数学は得意で国語は苦手
その凸凹の差は
恐ろしく激しく

国語のテストでも
読解力や作文力が壊滅的でした。

 

(漢字の読み書きだけは

息子の特性的に相性がよく

漢字の問題で点を稼ぎ

ギリギリ赤点は免れていましたが)

 

中学生になって

学業面よりももっと深刻だった

対人関係や社会性で苦しみ
精神的に不安定だった頃に

 

精神科の主治医から

「得意な数学だけ頑張ればいいよ
あとは何とかなるよ」


と言われ、
その頃は本当に

数学ぐらいしか頑張る余力がなく
最低限、好きな数学だけを
頑張ってきた結果、

大学で情報系の勉強がしたい
大学に行くからには
他の科目の成績も上げないと…
と言って息子自ら頑張り始め、

 

無事に大学生になれた後も

研究室の先生や先輩方に

アドバイスを受けながら
論文を読んだり書いたと
必要に迫られて

頑張っているうちに


いつのまにか国語力も
社会で困らない程度には
十分に身についたんだなぁと
しみじみ。

 

 


そんな息子、もうすぐ大学卒業です。




息子が通っている大学には
「キャンパス自立支援室」
という障害のある学生の
修学や就職活動をサポートする
部署があります。

 

息子が大学に入学する直前に

主治医の意見書を添えて

支援の相談に行きました。

 

そして大学生活4年間、

息子は大学生活で困りごとがあるときは

ここの担当の人に相談し

サポートしてもらいながら

大学生活を送ってきました。

 

 

今は多くの大学でも

このように障害のある学生を

サポートしてくれる部門が

設置されている時代になりました。

 

これも一昔前にはなかったことで

発達特性のある子にとって

今は良い時代になったなと

感じることのひとつです。

 


ちなみに、息子が通うこの大学に
キャンパス自立支援室ができたのは
2006年。
発達障害者支援法が
施行された翌年のことでした。

 

その頃、私たち家族はドイツにいて

4歳だった息子が

自閉症スペクトラムと診断された直後で


息子の行く末が心配で心配で
この世に出回るありとあらゆる情報を
ネットサーフィン(当時の表現で)

で集めているなかで

この大学の
キャンパス自立支援室
の情報を見つけました。

 

 

せっかく入試に合格したのに

履修登録や授業を受けることにつまづき

単位が取れず退学してしまう

発達障害の学生をサポートするために

設立された……

 

と、書かれてあるのを読んで

わが子が自閉症と診断されたばかりで

毎日泣き暮らしていた当時の私は

 


ウチの子もいつかこの大学に
行けるくらいに成長できたらいいのにな…
 

とぼんやり考えたことも
ありました。


それから14年後に
息子はこの大学に入学することができ

このキャンパス自立支援室で
困った時は助けてもらいつつ
大学生生活を謳歌して


単位を落とすこともなく

留年することもなく

来月、卒業します。

(そして引き続きこちらの大学院に進みます)



子育てで辛かったことは
山のように思い出されますが


こんな難しい契約書の文面を
丁寧に読み込み、
きちんと理解して
署名できるまでに成長した
息子を見て、

 

1日、1か月では変化がなくても

数年単位の長い時間の先に

こうして振り返ってみると

 

先の見えないトンネルのなかで

本当に出口に繋がってるのかなと

不安だったけど

それでもコツコツと積み上げてきた

努力も苦労を

ちゃんと回収できたなぁ
 

と、しみじみ思うと同時に

育児って、
ほんとうに長丁場だなぁ


と改めて思いました。

 



まだお子さんが幼くて

先の見通しがつかずに悩み苦しんでいる

子育て中のお母さんたちも

 

いつか私のように

人生経験すべてが回収されていく感覚

を味わえる日が来ますように。

応援しています。

 

 

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息子は今日からひとり旅に出かけました。

栃木、埼玉、東京、千葉を回るそうです。

 

 

 

 

 

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