どんなプロセスでもいい。
最終的にできるようになればいい。
世の中の多数派がやる練習法、訓練法がお子さんにとってのベストとは限らない。
その子にとってやりやすく、ラクに身につく方法を探っていきましょう。
世の中に出回っているいろいろな子育て法、
世間であたりまえに言われている子育て論を
取り入れて頑張っているのに
うまくいかず親子共々ストレスフル…。
そんな発達障害特性を持つ子の
お母さんへ。
一般的に良いと言われていることは、
たしかに良いのかもしれませんが、
100人中全員に良いとは限りません。
ましてや、得意・不得意の差がはげしい
個性豊かな発達障害特性を持つ子であればなおさら。
最終的にできるようになればよい。
そのプロセスは、うちの子オリジナルでいい。
世間で良いと言われるやりかたは
もちろん参考にしつつ、でも必ず
【わが子の場合は?】
という視点からも考えてみませんか。
あなたのお子さんは、どんなことに興味がありますか?
その、お子さんの興味や関心にうまくハメて
お子さんが楽しめるやり方で
自然に身につけられると良いと思いませんか?
わたしの経験談ですが、
息子は、幼いころからポケモンが好きでした。
いや、現在形で20歳を超えた今でも好きです。
そのおかげで、いろいろなことを自然に身につけることができました。
最初に任天堂DS本体とポケモンのソフトを買い与えたのは、息子が幼稚園児のときのこと。
近所のお兄さんがポケモンゲームをしているのを見て
ボクも欲しいとせがまれて、のことでした。
幼稚園児にゲーム機を与えるのは早すぎるのでは?
と言われることもありました。
でも、
当時の息子は幼稚園での集団生活が苦手で
泣くわ、暴れるわ、で大変な状態だったので、
誰にも邪魔されないひとり遊びを
ゆったり楽しみたいタイプの息子には
せめて家庭内では
好きなことをさせてあげたいと思い、
メリット・デメリットを天秤にかけたすえに、
息子のストレス発散のために
与えることにしたのでした。
もちろん、時間をコントロールするなど、
親の管理下のもとで、ですが。
結果的に、良かったことがいろいろありました。
最初は、私が操作してポケモンの冒険を進め、
となりで息子が楽しそうにながめていたのが
そのうち、息子が自分でゲーム操作機を使えるようになり、
そうこうするうちに、
ゲームを操作していると必ず読まなければいけない
・ポケモンなどの名前
・地図の見かた
・〇〇はどうする?→たたかう、にげる、じゅもん、どうぐ
…などと、ゲームをしていくうちに
自然にひらがなやカタカナを覚え始めました。
さらに、ポケモンの冒険を効率よく進めるために
・パソコンを使いインターネットの攻略サイトで調べる(私が手伝いました)
・攻略本を購入し、ボロボロになるまで読み込む
・ポケモン全国図鑑でポケモンを調べるために『辞書の引き方』が身に付きました。
とうぜん、お勉強という意識はありません。
遊びながら、いろいろなことができるようになりました。
その時に私は
出来るようになるまでのプロセスは、なんでもよい。
結果的に、出来るようになれば良いんだから。
と、実感しました。
もちろん、
「ゲーム脳になって悪影響が出るのでは?」とか
「視力が低下するのでは?」
など、心配な要素もあります。
そのデメリットも考慮したうえで、
それでもあえて私の責任で試してみて
「我が家の場合は良かった」
という一つの例にすぎず、
このやり方が、他のお子さんすべてに合う
というわけではありません。
ただ、みんながダメだと言っているから…と
多数派の意見、やり方に流されて
考えずにダメ✖️と決めつけず、
【うちの子の場合は…】【我が家は…】
という視点から、
他人とは少し違うやりかたでも
お子さんやお母さんに合いそうなやり方を
柔軟に探すことで、
あなたやお子さんにとって無理のない
幸せな生き方が見つかるのでは、と思います。
要するに、できるようになれば良いし、
本人が幸福感をもって生きれたら良いのですから。
ヒメグマ。
今も変わらずポケモン好きな息子の
現在一番のお気に入りはこれだそう。
発達障害特性のある子をかかえて、日々頑張っているお母さん専門
悩みの迷路のなかでもがいているお母さんが、ご自身を客観視して
次のステージへと進む【出口】をさがすアドバイスをしています。
(お悩みをお聴きするだけの心理カウンセリングではありません)
発達障害の特性のある子のお母さん専門
お子さんのために毎日がんばって
心配や不安感、インプットした知識が増えすぎ混乱している頭のなかをまとめ、整理し
出口までの道筋を探る90分。
秘密厳守。
悶々と悩むのはもうやめて、次のステージに進みましょう。