ようやく海外生活に慣れたと思ったら
つぎは本帰国に向けての準備がはじまる期限付きの海外駐在生活。
日本の学校の情報収集などは余裕をもって準備を。

 

海外駐在で発達障害の(特性をもつ)子を

育てているお母さんへ。

 

お子さんの教育環境をどうするか、で

とても悩み、ご苦労されていることかと思います。

 

日本人学校、現地校、インターナショナルスクール…

お住まいの国や地域によって、選択肢もさまざまですし、

 

お子さんの特性、困り感もそれぞれ違いますし、

誰にでも当てはまる【正解】はありませんから、

 

置かれた条件、状況下で

お子さんにとっての【最適解】を探りながら

日々がんばっていらっしゃることでしょう。

 

そうした苦労の末に

ようやく異国での暮らしに慣れ、

落ち着いてきたと思ったら

こんどは「そろそろ本帰国かも…」と気になりだして…

 

ひと山越えたら、また次の山が…で、

心配は尽きませんよね。

 

とくに発達障害の特性をもっているお子さんは、

環境の変化に弱い子が多いですから

なるべくストレスが少ない形での帰国、転校となるように

 

正式な帰国が決まる前から

出来る範囲で準備をしておくことをおすすめします。

 

 

 

以下は、私の経験談です。

ひとつの事例として、興味があれば読んでくださいね。

 

 

わが家の場合は、

本帰国はまだまだ先、という頃から

 

海外赴任前に住んでいた地域(千葉市)の小学校や、

夫の実家に近い兵庫県の宝塚、芦屋、神戸周辺の

特別支援学級や通級指導教室のある小学校に連絡し、

 

夏休みなどに一時帰国をするさいに

息子を連れて学校見学をさせてもらったり、

いろいろと質問や相談に乗ってもらいました。


当時はまだ「発達障害者支援法」が制定されて年数が浅く

「特殊教育」という呼び方から

「特別支援教育」へと変わったばかりのころで、

地域の小学校はどこもまだ

息子のような知的に遅れのない発達障害の子どもへの

対応は手探り…という印象でした。

 

しかも、海外からの問い合わせというのも珍しいからか、

国際電話で最初に連絡するさいは毎回

「え?海外?」とビックリされたり…。

 

電話をするのも緊張したり、

気を遣ったりしましたが、

息子のためにと勇気を出して

電話やメールで問い合わせました。

 

でも事情を話すとどの学校でも

理解していただき、

親切丁寧な対応で相談に乗ってもらえました。

ありがたかったです。

 

そうして、海外生活も丸7年が過ぎるころ、

息子が小学校5年生の秋に、本帰国が決まりました。

 

本帰国の2ヶ月前に、

夫がいったん先に一時帰国したさい、

引っ越す予定の地域の公立小学校へ連絡し

父親として直接学校に出向き、事情を説明、

特別支援学級での受け入れを

相談してくれていたおかげで

 

息子にとって人生初の

日本の小学校にスムーズに

転入することができました。

 

 

お子さんの特性によって、

お住まいの国によって、

事情は人それぞれ違い、

答えも一つではありませんし、

 

いまは新型コロナウイルスのこともあり

学校見学は難しいかもしれませんが、

 

 

発達障害児を海外で育てた私の経験が

ひとつの事例として参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもの負担をなるべく少なく、

ソフトランディングで…を最優先に。

本帰国・転入の準備を心がけました。

 

 

 

 

 

  海外得発達凸凹子育て中のお母さんへ

 

海外で発達特性のある子を育てている親御さんのためのオンラインおはなし会を定期的に開催しています。

 

 

 

 

他の人の前で話すのは今の自分には負担、個別に話を聞いてもらいたい、思考を整理しすっきりさせたい…というかたは、個別相談をご利用ください。

 

 

 

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