こどもの状態、家族それぞれの想い、赴任先の教育や療育環境…
家庭によって事情は違い、正解はありません。

 

 

お子さんに発達障害の特性があり、親として受容できている。
お子さんに合うやりかたで育て、療育も受け、

お子さんなりのペースで成長している。

 

そんなご家庭のお父さんにある日突然

海外転勤の辞令が出たら…

 

 

さあ、どうする?

 

 

お父さんと一緒に海外で暮らし、夫婦で発達障害児を育てるか、
お父さんに単身赴任で渡航してもらい、日本でワンオペ育児をするか、

家族帯同する場合は、

日本人学校や日本人幼稚園があるか、

英語で学ぶインターナショナルスクール、

その国の言語で学ぶ、現地校・現地幼稚園…。

 

療育は? お母さん主体の家庭での療育をがんばるか、

現地の医療や福祉システムを利用できるかどうか…

 

 

さまざまな可能性のなかから

ご家族にとってのベスト、ベターな選択はなにかを考えなければなりません。

 

 

出国後は、気軽に帰国することは難しいですから、

日本にいる間に、ほかの準備で大変だとは思いますが、

とにかく、とことん情報を集めましょう。

 

そして、転入を希望する学校や園に

なるべく早く問い合わせをしてみてください。

 

とくに、日本人学校への転入を希望する場合は、

特別支援学級を整えている学校は非常に少なく、

「個別事情に合わせて判断、対応」している日本学校が大半であるということ。

 

日本人学校(幼稚園)は、私立学校なので

日本人学校や日本人幼稚園があるからといって、

必ずしも、希望通りに受け入れてくれるとは限らず、

 

日本で暮らしているときの公立学校(園)のような感覚で

「義務教育なんだから入れてくれるだろう」と楽観視していたら

即転入を断られたり、定員オーバーのためウェイティングになると

言われたりというケースも起こり得ます。

 

海外生活は、日本で暮らしているとき以上に自己責任という

言葉を意識して行動しなければならないことが多いです。

 

ですから、もし発達障害の特性のあるお子さんを連れて

家族そろって海外で暮らすと決めたら

 

赴任地の情報をたくさん集め、

転入希望の日本人学校、現地校、インターナショナルスクールなどへ

早めに連絡・相談をし(やり取りの経緯が残るメールがおすすめです)

 

あらゆる情報、可能性をしっかりとふまえて

「我が家の場合は…」「うちの子にとっては…」

 

ということをご家族でよく考えて

どうするか考えてみてくださいね。

 

 

そうして考え抜いてて出した結論なら、

もしそれがうまくいかなかった場合でも、

 

「ダメだったか…じゃあ、これからどうしよう?」

と、納得しながらやっていけると思います。

 

日本で暮らすよりもはるかにハードな

サバイバルな海外生活、

 

たいへんなことはいっぱいあると思いますが、

そのぶん、きっと素晴らしい経験もできることでしょう。

 

 

 

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2018年12月。

10年ぶりに訪れたドイツ・フランクフルトの上空で記念撮影。

 

 

 

 

 

ちなみに、私の息子の場合(ドイツ・ハンブルク)では、

最初ドイツの現地幼稚園に通わせたら不適応を起こし、

一時帰国で日本の小児神経科で自閉症と診断された後、

日本人学校幼稚園へ転園、日本人の先生と私による手探りの療育と、

ドイツのかかりつけ小児科で処方箋を書いてもらって

【クランケンギムナスティック】(日本の感覚統合療法のようなもの)

に週に一度通い、発達をうながしました。

 

教職員数が少ない、こじんまりとした日本人学校でしたが

なかで、わが子の事情に合わせて柔軟に対応、

可能な限りのサポートをしていただけたことを

10年以上たった今でも、本当に心から感謝しています。

 

もちろん、人手が足りないことを十分承知していたので

親の応援が必要な機会には率先して私がお手伝いに入り

学校側への協力も惜しみませんでした。

 

 

 

 

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