数年前、中国で大移動してる象のニュースが報じられました。
象は足の裏で振動を感知して、かなり離れた仲間とコミュニケーションをとってるそうです。
まるで海中で何千キロも離れた仲間と交信するクジラのエコーロケーションみたいで、驚異の能力です。
調べました。
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ながーい鼻と並んで、ゾウの特徴である大きな耳。
この耳は遠くの音をよく聞くため・・・にあるのではありません。
見えるでしょうか、耳の表面に太い血管がたくさんかよっています。
実はゾウの大きな耳は、耳を動かしてパタパタと風に当てることによって、血管を流れる血液を冷まして体温の調節を行っているのです。
でも、ゾウの耳がいいのは本当です!
ゾウは人間の私たちには聞こえない20Hz以下の低周波、つまり聞こえないくらいとても低い声でコミュニケーションをとっています。
この低い音で、なんと10kmも先にいる他のゾウと会話することができるのです。
また、地面の振動を足の裏で受け取り、骨を伝って耳で感じるというスゴ技も持っています!!
この能力によって、足踏みで何kmも離れた遠くのゾウとコミュニケーションをとったり、30~40kmも離れた土地の雨や雷を知ったりすることがわかってきました。
あの大きな被害を出した2004年のスマトラ沖地震のときも、この優れた聴力のおかげで津波の出す低周波を感知し、津波が陸地に届く1時間も前に避難して1頭の被害も出さなかったそうです。
ゾウって、やっぱりすごい!