FB相田公弘氏投稿 昔、インドにマガダ国という王国がありました。 | imaga114のブログ

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相田 公弘

2024/6/3 5:25

 

 

昔、インドにマガダ国という王国がありました。
その国のアジャセ王がお釈迦さまを招待することになり、
帰られるときにその道を万灯で照らして
お見送りしようと考えました。
そのことを知った城下にすむある老婆も、
灯を供養したいと望みました。
しかし、この老婆は、
物乞いをしながら日々の生活をしている貧しさでお金はありません。
それでも、その日、物乞いで稼いだお金全部を投じて、
わずかに一灯を得ることができました。
それを、アジャセ王のきらびやかな万灯の片隅にそっと献じました。
翌朝、アジャセ王が献じた万灯はすべて消えてしまっていました。
しかし老婆の一灯だけは消えずに、明々と灯っていたのです。
お釈迦さまの弟子でもっとも神通力があるといわれている目連(もくれん)
がこの最後の一灯を消そうとするのですが、なかなか消せません。
お釈迦さまは言いました。
「目連よ、そなたの神通力によってもこの灯を消すことはできない。
なぜなら、この一灯こそ真の布施の灯なのだから」
王様にとって、万灯をともすことなどわけないことです。
それで財政が揺らぐことはありません。
しかし、老女の一灯は全財産を投じたものです。
質的な密度の面において、
この一灯は万灯を遙かに凌駕するものだったに違いありません。
「あれをしたい。
これもしたい。
あれもできたらいいな~」
という「密度が薄い願い」は叶いづらいということです。
「私はどうしてもこれをしたい!」
という密度が高い願いならば
いかなることも叶うだろうと。

 


※「ホントにやりたいことは見つかった?」中島孝志 著 主婦の友社より