宮崎正弘 何が「赤い波」を阻んだか? 米中間選挙で民主が『善戦』 | imaga114のブログ

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)11月11日(金曜日)
         通巻第7519号
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 何が「赤い波」を阻んだか? 米中間選挙で民主が『善戦』
  ネバタ、ジョージア、アリゾナの上院、いまだきまらず
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 上院はのこり三隻。共和党49,民主党が48(定員は百)。
 現時点(日本時間11月11日午前三時)で民主優勢がアリゾナ、共和党優勢がネバダ州。ジョージア州は、過半数を超える候補がいなかったため、選挙をもう一度行う。結論は12月10日頃まで持ち越された。

 下院はペロシが19回目の当選を果たすなど、各地で共和党が苦戦となった。ペロシは落選が予想されていたのだ。
 下院の過半数は218議席。現時点の予測では共和党はわずかに3席ほど上回る結果となるだろうが、これは共和党の「辛勝」でしかなく、事前に期待された「赤い波」はおこらなかった
 「赤い波」とは、共和党が猛烈な勢いで勝つ、ガソリン値上げなどでバイデンの不人気が主因となろうと予測されていた。

 結果は民主党が意外に善戦し、惨敗が避けられたことだ。この意外な結果の原因を一つだけに絞ると、Z世代が『妊娠中絶』問題で投票所に向かったからだろう。

 終盤で18歳から26歳の女性が、棄権せずに投票所へ向かった。中絶に反対した共和党候補が多い選挙区では、治安やインフレより、この問題が焦点化していた。
ネバタ、アリゾナは本来、保守地盤だが、シリコンバレーから民主党支持の厚い層が移住していたため、本来のキリスト教ファンダメンタルズの勢いがそがれた。

 さてバイデンは、これで再選に打って出る可能性が高まった。他方、共和党はトランプ一本化が、デサンティス(フロリダ州知事)の出現で、波乱含みとなった。
      ☆□◎み☆□☆□や☆◎□☆ざ□☆□☆き◎☆□☆
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