FB木村正治氏投稿 医師の家庭物語① | imaga114のブログ

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なぜ日本人なのか?
本物の日本人とは何なのか?
興味深い内容と雑学から学ぶことは?
ただの主婦だけど、
ただの主婦からのメッセージ
受けとる人は誰?

 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 
前回の投稿の続編。
 
よくある医師の家庭風景。
夫が医師、妻は専業主婦。
 
567液体の4回目を体内注入して帰宅途中にマクドナルドでハンバーガーとマフィンを食べ、更にテイクアウトでハンバーガーを持ち帰る夫。
 
いい加減にして、もうやめて、と叫ぶ妻。
聞く耳を持たない夫。
 
「あなた、ちょっと。」
「あ?何?」
「お願いだから、あなた、4回目の体内注入は
やめてよ。隆と健二の事も考えてよ。」
「おまえさ、相変わらずその陰謀論とかを信じてるのか?俺は医者だぞ。液体が世の中を救うんだよ。いい加減にしてくれ。」
「3丁目の香川さん、3回目の注入後の翌日に
ゴルフ中に倒れて亡くなったのよ。あなた!」
「ああ香川照之くんか。あいつは女癖が悪くてな、よく銀座のクラブでママさんにも悪態ついて有名だったからな、日頃の不摂生が祟ったんだよ。」
「違うわよ。567液体よ。女癖の悪さなんか
じゃゴルフ中に突然倒れないわよ。」
 
テレビ画面からは液体注入推進のコメンテーターがしたり顔で意見を述べている。
 
「あなた、もっと色々な情報を調べてよ。」
「あのなあ、いいか、お前は最近やたらと陰謀論に染まっているようだがな、周囲から浮くような事はしないでくれ!いいな!俺が何を言われるか分からないだろ。」
「陰謀論なんかじゃないわよ。私も色々調べて
るのよ。調べれば調べるほど色んな事例が山のように出てるわよ。」
「あのさ、どうせネット情報だろ?怪しい情報
がいくらでも溢れてるよ。いい加減にしよ。」
「怪しい情報ばかりじゃないわよ。あなた、息子のこと考えてよ。あなたが今、液体で倒れたら一体どうなるのよ!」
「陰謀論!陰謀論!やめてくれ、その話は。」
「じゃあ、あなたは何で調べてるのよ。」
「俺はな、毎日忙しい合間を縫って朝日新聞と
日経新聞とを隅々まで目を通してるんだぞ。
お前が言うような話は一切書いていないよ!」
「あなた、化石みたいだわ。」
 
そうして勤務先の藪病院へ向かうため、玄関先
で靴を履く夫。
 
「あなた、今日は夕食はどうするの?たまには
家族4人揃って団欒したいわ。」
「あ、今夜も遅くなるからさ、帰りにマクドナルドに寄って軽く食べて帰るわ。」
「ちょっと!あなた!やめて!」
「ん?何か?」
「何か、じゃないわよ。やめてよ、最悪。」
「疲れたらさ、マクドのハンバーガーとマフィンを食べたら疲れが吹き飛ぶんだ。いちいちそんな事まで心配するなよ、な。」
「最悪・・・・・。あなた、いい加減にて。」
「じゃ、行ってくるよ。いい加減にくだらない
陰謀論から卒業しろよ。」
 
ため息をつく妻。
優秀だった筈の夫がいつの間にか堅物の石頭にしか見えなくなっているコロナ禍の2年半。
平穏だった筈の一家には隙間風が吹き始めていた。
 
・・・・・こういう医師の家庭は少なくないでしょう。
お気の毒ですね。