弁論を終えて マックスウェル裁判の13日目と14日目
フリープレス・レポート
2021/12/
そのわずか一日前、ギスレーヌ・マクスウェルはナタン判事に直接話しかけ、この事件の判決に関連する発言をすることができると、純粋に傲慢に主張したのだ。ありがたいことに、昨日の法廷には、陪審員はいなかった。
マクスウェル裁判13日目
土曜日は、月曜日の最終弁論に備えて、平日の裁判よりはるかに短い時間で、規定事項を議論し、分類するためのセッションとなる。関係者間の「チャージング・カンファレンス」と呼ばれる。
その目的は、マクスウェルの容疑について話し合い、評決が下される前に、陪審員の検討に適した情報を解決し、最終決定するためにさらなる審議を可能にすることです。
裁判は、SDNYでの最初の土曜日のセッションで、ネイサン判事が弁護側と検察側に起訴状の草稿を配布することから開始されます。 検察側は冒頭で、外国貿易の罪であるカウント1～4の削除と除外を認めると述べました。
弁護人のEverdellは、告発者のKateとAnnieは、MaxwellとEpsteinと一緒に州境を移動する際に同意年齢を超えていたため、Maxwellを陰謀で告発する資格もないはずだと述べました（ただし、年齢に関係なく適用される虐待容疑については言及しませんでした）。
米国検察当局のRohrbach弁護士は、"あなたは陰謀と実質的な訴追を混同している "と反論しました。
弁護人のEverdellが、Juan Alessi（元Epsteinの家の従業員）がEpsteinの邸宅で2人の子供を見たと証言しただけだと主張し、告訴の概要にある文言を削除するよう求めた直後に、セッションは終了することになりました。Nathan判事は、翌日に予定されている最終弁論について、今後予想されることについての判決を下しました。
14日目は、最終弁論が行われ、弁護士が言語的なジャブを繰り出して物語を操作する中、陪審員やジャーナリストにとって最も激しい審議の場となることが予想されました。
このセッションは、プレスと陪審員に、アニー・ファーマーともう1人の名前が編集されたエプスタイン被害者補償基金の一般文書を含む、事前の証言の背景をさらに説明する複数の文書が渡されることから始まりました。
モー弁護士は、児童性犯罪者であるマクスウェルの行動を強調する最終弁論を進めました。
「ギスレーヌ・マックスウェルは危険でした。彼女は父親を亡くしたばかりの少女をターゲットにし、母親がアルコール依存症である少女をターゲットにしました。シングルマザーで子育てに苦労している少女をターゲットにした。マクスウェルは作戦の鍵を握っていた」。
モーは続けた。「マクスウェルは同じ脚本を何度も何度も走らせた。彼女は彼らを手なずけた。彼女は若い女の子に深く永続的な被害を与えた。今こそ、彼女の責任を問うべき時だ" と続けた。
モーの最終弁論では、マクスウェルによる虐待と操作のパターンを示す具体的な文書化された証拠にも言及する。「あなたは、電話のメッセージや被害者の名前が書かれた小さな黒い本を見てきました。マクスウェルは有罪です。今日は彼女が有罪である8つの異なる理由についてお話します。"
特に生々しい表現を含まず要約。
- マックスウェルとエプスタインは恋愛関係のパートナーであった（エプスタインとマックスウェルが11年間密接にデートし、ほとんど離れているところを見たことがないと書かれた文書を参照した）。
- 証人アレッシーの証言に関する具体的な証拠で、マクスウェルが児童の性的虐待と人身売買を知っていることを示唆するもの。
- マクスウェルの犠牲者の脆弱な状態と、子供の周りの性的行動を正常化しようとするギスレーンの試み。
- ジェーン、アニー、キャロリンの性的虐待、操作、その後の性的人身売買における マックスウェルの役割に関連する数え切れないほどの多くの証拠。モーは、キャロリンの証言を裏付ける電話メッセージに言及した。
- 複数の人身売買の犠牲者が18歳未満でエプスタインの飛行機で旅行していた。
- マクスウェルがテッド・ウィアットと交際している間、エプスタインとの雇用を維持していたことを証明し、弁護側が以前行った主張を払拭しました。
- マクスウェルが意識と意図をもって児童の性的人身売買に参加していたことを証明すること。
- 弁護側証人のLoftusが推進した「偽の記憶回復」に関連する主張を払拭すること。Loftusが異なる弁護案件を弁護することで多大な金銭的利益を得ていることから、明らかな利益相反が存在することを証明すること。
さらにモーさんは、「3,000万ドルなんて、自分が欲しいものをくれる人でないと渡さないでしょ」と続けた。マクスウェルはそのお金を受け取ったとき、それが何に使われるかを知っていた。そして今、あなたも知っている。彼女は自分で選択したんだ"
弁護人のメニンガーは、最初から証拠への言及を欠いた最終弁論で応じることになる。その代わりに、彼女は陪審員に（マックスウェルではなく）エプスタインの犯罪に焦点を当てるように促しました。
メニンガーは、この事件全体が「センセーショナリズム」を示していると主張しましたが、それを示唆する証拠に言及することはできませんでした。マックスウェルの弁護人であるメニンガーは、彼女が「犯してもいない犯罪で訴えられている」と主張します。メニンガーは、検察側が提示した証拠や証言に言及する努力をほとんどせず、むしろギスレーンの無罪を一般的に宣言することに集中した。
メニンガーの最終弁論は突然終了し、マクスウェルの示唆する証拠への言及を欠いた論理的誤謬の回答が得られただけだった。
検察側弁護士のコミーは、その直後にメニンガーの一連のあからさまな主張を串刺しにし、稚拙な「ストローマン」論法を完全に打ち消す、刺々しい反駁を展開することになる。
"ギスレーヌ・マックスウェルは3人の証人の胸を触った。弁護側は大量の証拠から目を逸らさせようとした" コミーは続けて、「3000万ドルは "一緒に子供を虐待した "金だ...子供を食い物にする奴らは文書を残さない」と言うだろう。コミーは弁護側証人のロフタスに言及し、「弁護側の専門家は、忘れられないものがある、人生を変える瞬間がある、と言った」と述べました。 コミーは、「何年も前の感謝祭のディナーのように」忘れられない詳細があり、それが著しく記憶に残るのだと論証を展開する。
コミーは、「飛行記録を見てください」と明確に証拠を示して、反論を締めくくるのである。弁護側の多くの事実と異なる主張を取り上げ、コミーは「メニンガーはあなたを惑わそうとしていた」と述べた。弁護士グループが集まって、マクスウェルの話をでっち上げたという証拠は、一片もない。なぜ、元カレたちが嘘をつくのか？彼らは正義のために証言した。被告は有罪だ"
セッションは、起訴件数の確定と判決の可能性の前に、ネイサン判事による更なる指示で締めくくられることになる。ネイサン判事は、陪審員に「一緒に審議していることを心に留めておいてください」とだけ述べて、このセッションを終了します。
Free Press ReportはSDNY法廷での審理を引き続き取材します。
フライトログに関する最新情報
マイアミ・ヘラルド紙は、この裁判の間に米国が公開した完全な飛行記録（これまで見たことのない項目を含む）から、どんな新しい証拠が得られるかを強調する記事を発表しました。ドナルド・トランプは、エプスタインと一緒に7つのフライトに搭乗しており（このうち2つのフライトでは、トランプは彼の子供たちを伴っていた）、これまでの報告より6回多く記載されています。ビル・クリントンはフライトログ内の9つの別々の日付に表示されている（クリントンは他にも何度かエプスタインの飛行機で移動していたと報告されている）。