デフコン 5
平時における防衛準備状態を示す。準備状態の上昇は統合参謀本部が実行し、国防長官が宣言する。
デフコン 4
情報収集の強化と警戒態勢の上昇を意味する。冷戦中、大陸間弾道ミサイル部隊の態勢は全てこのレベルだった。
デフコン 3
通常より高度な防衛準備状態を示す。アメリカ軍の使用する無線は、機密コールサインに変更される。第4次中東戦争時の1973年10月25日、2001年9月11日の同時多発テロの際にも宣言された。
デフコン 2
最高度に準じる防衛準備状態を示す。キューバ危機の際に一度だけ宣言されたことがある。1962年10月23日に宣言され、戦略航空軍団はB-52爆撃機の一部を空中待機、残りのB-52とB-47は滑走路待機となった。これは戦略航空軍団についてのみ11月15日まで継続された。
デフコン 1
最高度の準備を示す。現在までに用いられたことは一度も無いが、アメリカ軍やアメリカ領土に対する外国軍による切迫した、または進行中の攻撃のために予約されている。核兵器の使用が許可されることもある。
しかし、同じデフコンでも異なるオプションがある。例えばデフコン1には「オプション・ブラボー」というものがあり、通常兵器の使用が許可される。また核兵器の使用は大統領の直接命令が必要であり、デフコン1によって自動的に核兵器の使用が許可されるわけではない。