◇最も腐敗した議会リーダー:ミッチ.マコーネル(共和党 上院議員) | imaga114のブログ

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By   Wall Street Journal

 

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6分の動画 

 

 

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上院議会共和党多数派のリーダーであるミッチ.マコーネルは既に長い間、タバコ産業のチャンピオンである。

 

彼はタバコ産業を通して、富豪者の一人になった議員である。

 

皮肉にも彼は喫煙による癌の発生率が最も高いケンタッキー州の出身であるが、初めて、彼はその懸念を表明し、連邦政府の喫煙年齢を21歳に引き上げる為の法案の先導者になっている。

なぜ、マコーネルは腐敗を監視するジャーナリズム組織から、最も腐敗した議会リーダーであると見られているのか?

 

 

  今月、初旬マコーネルは、バージニア州出身の民主党上院議員ティム.ケインとの共同スポンサーで、連邦規定の喫煙年齢を18歳から21歳に引き上げる法案を先導していることを発表した。

 

ほぼ30年間、タバコ産業の「最も信頼できる擁護者」の一人であるマコーネルは6月3日のNPRの インタビューで 「ケンタッキー州が国内で最も高いガン発生率の発生源」であるという「悲しい現実」があると述べた。

 

また「喫煙に直接関連する癌の症例率は全国をリードしている」と語った。

 

マコーネルがタバコ産業の友人であり、タバコ産業に対する全ての規制に反対してきたことは長年知られている。

最初4月に報告したニューヨーク.タイムスによると、マコーネルと長年の同盟を結んでいるタバコ会社は、若い世代の喫煙を防ぐため、全てのタバコのアクセスを21歳に引き上げる彼の法案を支持すると公表した。

 

  公的および私的機関による権力の濫用、汚職および義務の怠慢を明らかにすることを目的とした非営利調査ジャーナリズム組織として知られるThe Center for Public Integrity (CPI)によると、タバコとウィスキー会社は、ケンタッキー州を拠点とするミッチ.マコーネルのキャンペーンで「政治的キャリアを築く」ことに貢献した。

タバコ大手のAltria Group Inc.とReynolds American Inc.はマコーネルの選挙でスーパパックに寄付した彼の上位5社のうちの2社である。

上院共和党リーダーの上位5人のうち3人の個人寄付者はケンタッキー州にあるジャック.ダニエルのウィスキーの製造元と繋がりがある。

マコーネルは「たばこ業界と強い結びつき」を長年維持し「議会のどのメンバーよりもたばこの利益から、より多くのお金を受け取っている。」

 

しかし、ケンタッキー州は国内第2位のタバコ生産州であり、タバコを製造するために使用される空気乾燥品種であるバーリー.タバコ(主にケンタッキー州で栽培されている淡色のタバコ)の生産においてトップ.クラスであるため、これは驚くことではないとCPIは述べている。

 

  マコーネルは1985年に 上院議員として最初に就任した。

上院の記録を引用した2014年5月22日のワシントン.ポストによると、当時の年収は75,100ドルであった。2009年には174,000ドルに上昇した。

 

2014年の報告の時点で、マコーネルは10番目に裕福な上院議員としてランク付けされており、彼の純資産は920万ドルから3,650万ドルの間である。

 

また、タバコ産業は1991年ケンタッキー州ルイビルにあるルイビル大学に設立した慈善寄付機関マコーネル.センターを通して、マコーネルとジョージW.ブッシュ政権下で労働省の長官であった妻のエレイン.チャオに、奨学生プログラム、市民教育プログラム、講演、個人的ギフト、選挙寄付を提供している。

 

  なぜ、マコーネルは喫煙年齢を21歳に引き上げる法案の共同スポンサーになったのか?

もちらん、それは政治的な理由である。

2020年の総選挙で、上院議会では30人以上が再選に直面する。

2018年の中間選挙では、再選に直面した上院議員の大半は民主党であったが、2020年の総選挙では、多数の上院共和党議員は再選に直面する。

その中には7期目の再選を狙っているマコーネルが含まれている。

しかし、彼の同州での支持率は30%台が続いており、壊滅的である。ケンタッキー州のローカル紙ヘラルド.リーダーによると、同州の有権者がマコーネルを支持する最新の率はわずか34%である。

不承認の率は 52%であり、100人の上院議員のうち「最低の評価」を得たと報告されている。

 

マコーネルは「共和党議員と彼の裕福な選挙運動提供者のためだけに共和党を支配することを意図しており、アメリカのすべての人々のためではないことは明白である]と見られている。

マコーネルの究極の政治目標は共和党の判事を可能な限り増加すること及び富豪者のために減税することである。

 

 

  従って2020年にトランプ大統領が再選に勝利した場合、米国最高裁にトランプ指名による3人目の判事を送り出すことが可能になる。

従って、顕著な健康問題の噂がない彼が2020年の再選に挑戦することは自然である。

5月29日午前中、2020年の選挙期間中に最高裁の誰かが死亡した場合、どうしますかとの視聴者の一人からの質問に、一瞬笑顔を浮かべ、その空席を「埋めます」と答えた。

マコーネルは2016年2月にスカリア判事が死亡した後、当時最後の任期中であったバラク.オバマ大統領が指名した中立派の判事メリック.ガーランドの任命プロセスをブロックした。

マコーネルは、選挙時期であるとして、ガーランド 任命の聴問会さえ許可しなかった為、民主党に厳しく批判されたことで知られている。

本来なら、ガーランドが埋めるはずのスカリア判事の空席は、トランプが勝利したため、彼に指名された強固な保守派判事ニール.ゴーサッチが任命された。

先日のマコーネルの応答は、彼には党利党派的なダブルスタンダードがあることを明白に示唆した。

 

  マコーネルの腐敗が懸念されている別の理由は、彼が正当な理由なく、選挙安全法案の制定を阻止していることである。

諜報当局は2020年の総選挙でもロシアが再度、選挙干渉を行うと予告し、特別捜査官ロバート.ミュラーもロシアの洗練および組織化されたハッキング.システムを警告した。

従って、議会は超党派の支持により、選挙安全法案を紹介したが、マコーネルはこの法案の投票を阻止していると報告されている。

この法案には、各州がもっと安全な選挙 システムを構築するための資金提供が含まれている。両院両党の議員らに支持された超党派の法案であるにも関わらず、マコーネルは、最近「独立した法律を検討する予定はない」と公表した。

 

つまり、選挙プロセスを連邦化するような法案に取り組む意思はないとし、2017年に連邦議会は州に十分な資金を提供した為、議会が特別行うべきことはないと主張している。

2020年もロシアは再度干渉すると頻繁に警告されているため、連邦議会の行動を望んでいる組織は、マコーネルの態度に疑問を寄せている。

 

 

  これは、明らかに、選挙に干渉したロシア関連調査を「魔女狩り」と呼び、否定し続けたトランプ側に立っている行動であり、国の安全保障より、彼個人の党利党派的理由に基づいている。

この法案が制定された場合、大多数の議員らは、2016年大統領選でのトランプの勝利はロシアに援助されたからであることを認めたことになるという一側面もある。

それは民主党の勝利を有利にすることはあっても、共和党判事の増加と富裕層への減税を目指すマコーネルには党派的な利点はない。

複数の組織は、マコーネルの腐敗を示唆するたばこ産業関連の記録を公開しているが、上院議員で最高の地位にあるリーダーが、地元で不人気であると報告されている現状に矛盾はなさそうである。

 

 

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