追記しました
アルメニア・アゼルバイジャンの戦争 平和を願って祈りましょう
アルメニア・アゼルバイジャンの戦争
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100300397&g=int
衝突1週間、停戦見通し立たず アゼルバイジャンとアルメニア
2020年10月04日07時17分
【モスクワ時事】アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフをめぐる軍事衝突が発生してから4日で1週間。双方の死者は200人近くと、1994年の停戦合意以降で最大規模の衝突となったが、トルコを後ろ盾とするアゼルバイジャンが強硬姿勢を崩さず、停戦の見通しは立っていない。アルメニアと軍事同盟を結ぶロシアはトルコとの決定的な対立は避けたい考えで、苦しい対応を迫られている。
アゼルバイジャン「前線で成功」 ナゴルノ解放まで闘争継続―トルコ大統領
アゼルバイジャン「前線で成功」 ナゴルノ解放まで闘争継続―トルコ大統領
2020年10月03日05時34分
【エルサレム時事】トルコのエルドアン大統領は2日、中部コンヤで演説し、係争地ナゴルノカラバフをめぐるアゼルバイジャンとアルメニアの戦闘に関し、アゼルバイジャン軍が「前線で成功を収めている」と強調した。その上で、アルメニアが係争地から撤退するまで「闘争は続く」と訴えた。
戦闘をめぐっては、米仏ロが主導する停戦の取り組みが本格化。アルメニアは停戦について考慮する姿勢を示す一方、アゼルバイジャンはナゴルノカラバフをアルメニアの実効支配から「解放」するまで応じない方針を取る。
エルドアン氏は演説で「トルコはアゼルバイジャンと共にある」と表明。アゼルバイジャンの後ろ盾であるトルコが主戦論を唱えていることは、停戦に向けた障害になりそうだ。
衝突は9月27日に始まった。互いに「攻撃された」と非難し合っているが、30年近くにわたりアルメニア系住民に係争地を実効支配されていることに不満を募らせていたアゼルバイジャンがトルコの後押しを受けて「戦争を開始した」(ロシア誌エクスペルト)とする見方が強い。ロシアが隣国ベラルーシの大統領選後の混乱や反体制派指導者ナワリヌイ氏の毒殺未遂をめぐり対応に追われているタイミングを見計らったとの指摘も出ている。
アルメニアはロシアが主導する集団安全保障条約機構(CSTO)の加盟国。CSTOは加盟国間で防衛義務があるが、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコと衝突するリスクに加え、既にシリアへの軍事介入などで余裕がないプーチン政権はアルメニア介入には消極的だ。ロシアは米仏と共同で「即時停戦」を求めたり、停戦に向けた協議を仲介する意向を表明したりしているが、アゼルバイジャンは応じる気配を見せていない。
一方、トルコは対決ムードをあおっている。エルドアン大統領は1日、停戦実現は「アゼルバイジャン領からアルメニアが出ていくかどうかに懸かっている」と主張。2日にはアゼルバイジャン軍が「前線で成功を収めている」と強調した。
ロシアとトルコは近年、ロシア製ミサイルのトルコへの供与などで関係を深めていたが、今年に入ってからはシリアやリビアの内戦をめぐる立場の違いから不協和音も生じていた。
シンクタンク「ロシア国際問題評議会」のコルトゥノフ会長は9月30日の報告で、ロシアとトルコの関係は「脆弱(ぜいじゃく)で矛盾を抱え続けている」と指摘。
今後、両国間の緊張が高まる危険性は高いと警告した。
トルコの国旗を破り捨てるには訳がある
この記事は逆だ・・
もう戦争はしたくないのだ!!
トルコ国旗
追記
メヴリュト・チャウショール外務大臣が、欧州議会でトルコ国旗を引き裂いたギリシャ人議員ロアニス・ラゴス氏に反発した。
チャウショール大臣は、この件に関してツイッターから発言し、
「我々が栄誉ある我が国旗に伸びた手を打ちのめしたさま、海に突き落としたさまを最もよく知っているのは、差別的な頭を持つこの者らだ。
欧州の甘やかされた差別的な青二才らは、身の程をわきまえるがいい。
欧州はもはや、イスラム敵視や差別に『止まれ』と言うべきだ。
我が国旗は名誉とともにあらゆる場所で翻り続ける。欧州議会がこのピエロについて然るべき対処をすることも期待している」
ギリシャ人議員、ロアニス・ラゴス氏は、ベルギーの首都ブリュッセルで開かれた欧州議会総会の「ギリシャの島々における人道状況」という会合で、トルコ国旗を引き裂いた。
ギリシャ国民は移民の攻撃に遭っていると主張したラゴス氏は、
「一方にはトルコがおり、好き勝手にしている。我が国には移民が後から後からやって来ている。このトルコ国旗、これをどうしてくれよう。引き裂いて捨てるのだ。今やこれを終わりにしなければならない」と述べている。
(2020年1月30日)
注;文中、差別的という言葉をギリシャ人議員につけてあるのが目に余るので削除して転載しています
「トルコ軍機が参戦」とアルメニア 軍事衝突でアゼルバイジャン支援と主張
2020年09月30日19時34分
【モスクワ時事】アルメニア国防省は29日、アゼルバイジャンとの軍事衝突をめぐり、アゼルバイジャンを支援するトルコ軍のF16戦闘機がアルメニア軍のスホイ25攻撃機を撃墜し、操縦士が死亡したと主張した。トルコやアゼルバイジャンは撃墜を否定している。
ロシアTVで非難の応酬 アゼルバイジャンとアルメニア首脳
2020年09月30日06時48分
【モスクワ時事】係争地をめぐり激しい戦闘を続けているアゼルバイジャンとアルメニアの首脳が29日、ロシア国営テレビの報道番組に中継形式で相次いで出演し、非難の応酬を繰り広げた。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領は「アルメニアの軍事的挑発の結果、アゼルバイジャン側が大規模な砲撃にさらされた」と批判。アルメニアが係争地ナゴルノカラバフに関して強硬姿勢を取り続ける限り、交渉の余地はないとする立場を強調した。
一方、アルメニアのパシニャン首相は、トルコがアゼルバイジャンを軍事的に支援していると改めて主張。
「トルコが地域から去り、アゼルバイジャンが侵略をやめるよう、国際社会は具体的に取り組まなければならない」と訴えた。
パシニャン氏は29日、ロシアのプーチン大統領と戦闘開始以降2回目となる電話会談も行った。
アルメニアは、トルコが民族的に近いアゼルバイジャンを軍事支援していると主張。アルメニア外務省は30日の声明で「アゼルバイジャンの都市ギャンジャから飛来したトルコ軍戦闘機がアルメニア東部バルデニスの上空でアルメニア軍機を撃墜した」と訴え、死亡したとされる操縦士の名前を公表した。7月末~8月中旬のトルコ・アゼルバイジャン合同軍事演習に参加したトルコ戦闘機が自国に戻らず、参戦したと疑っている。
トルコ大統領府関係者は29日、アルメニアの主張を「全く真実でない」と否定。アゼルバイジャンのアリエフ大統領も29日放送のロシア国営テレビで「トルコ軍機は戦闘に参加していない」と語った。