宮崎正弘氏の情報より
~~~~~~~~~~
旧約聖書と日本の神話との類似性にスポット
前作は『ユダヤ人埴輪があった』。日本の神々と比較
♪
田中英道『日本国史の源流──縄文精神とやまとごころ』(育鵬社
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
「すべての学説は仮説である」(林房雄『神武天皇実在論』)。
本書は仮説が多いが、歴史学とはそもそもが仮説によって成立して
しかし、根本的に不動のものがある。
それは精神の源流がどこから
本書は、その根源に挑んだ。
たとえば三内丸山縄文遺跡にある大建築は神社の原型ではないか、
六本の柱からなるミステリアスな建築は、時計、暦測定、あるいは
さて、評者(宮崎)、本書を通読して、膝を叩いたのは、旧約聖書
箇所だった。
過日、評者は神武天皇陵から三輪山、畝傍を歴て吉野へ旅をしたの
神道の根源的な地域
それはともかく、久しぶりに聖書を開いた。
当該訳本はマタイ伝からの編集だが、アダムとイブ、誰それから誰
だから「稗田阿礼」は渡来した西洋人ではなかったのか、と田中史
田中英道氏はかく言われる。
「稗田阿礼は決して縄文からの家系の人ではなく、渡来した西洋人
(旧約聖書の)オルフェウスの物語を、
さらに類似性をあげて、田中氏は続ける。
「ギリシア神話との相似性は、アマテラスとスサノオの関係にも見
ただしどろどろとした夫婦、近親相姦はあっても、母子の相関関係
アダムとイブはエデンの園を追われる
イザナギとイザナミの初期の子らは蛭子だった。
それは女性から
黄泉の国
酷似する物語は旧約聖書でも語られ、アルフェオスとエウルデユケ
共通するのは「妻の死を冥界から連れ戻そうとして失敗するという
大いに愉しみながら読んだ。