宮崎正弘氏の情報より
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こんなことありか。ソ連のエージェントだった男が師団長とは!
ハニートラップにやられた小柳大佐は不明を恥じて割賦自決したが
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福井義高『日本人が知らない最先端の世界史』(祥伝社文庫)
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何が凄いかと言えば、たとえばノモンハン事件である。
当時のスタ
日本はまんまと引っかかった。
世紀のスパイ事件といわれたゾルゲ
その当時、日本は哈爾浜に特務機関を置き、情報将校らは
そのまえにモスクワの駐在武官だったのが小松原である。
同僚の小
しかし小松原はそしらぬ顔で昇進を続け、
「公開された旧ソ連機密文書によって、ソ連軍が一定の時期だけ(
この小松原がノモンハンでは師団長だった。
ということは日本側の動きはソ連軍に筒抜けである。かれは帰国後
「用済みのソ連スパイが、事故や病気にみせかけて殺害された例は
ついでに言えば『命のビザ』の杉原千畝も哈爾浜で情報担当、ロシ
こういう歴史に埋もれてきた真実が本書にも網羅されている。
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評者(宮崎)は、嘗てこの本を下記のように書評した。
以下に再録
「本書のテーマは大きく四つあって、「歴史修正主義論争の正体」
いずれも過去に多くの論争があり、左右を問わず、論壇は侃々諤
著者の福井教授は青山学院大学で教鞭を執られる傍ら、静か
寡作なので一般的にはあまり知ら
なぜならグローバリズムの波が世界を覆い尽くそうとしているとき
言葉を換え
ドイツの場合、論壇にタブーがあると福井氏は指摘する。
「ホロコーストの唯一性を前提にすると、ドイツと比較して日本の
なぜなら、ホロコーストと日本の通例の戦争犯罪を並べることは、
実際、連合軍の戦争犯罪や非人道的行為とナチスのユダヤ人迫害を
「法律に名を借りて国家権力で異なる歴史認識を圧殺しようとい
その例はフランスなどで拡大するトルコのアルメニア虐殺論争だが
しかし、歴史論争として、これらは修正主義の名において国際主義
「冷戦後の共産主義『無力化』には冷戦期、ソ連共産主義に宥和的
だが、実態としては、その裏にもっと大きなすり替えの動きが起き
その典型が「多文化主義」なる面妖な、
福井氏は続ける。
米国では「多文化主義は、黒人の存在と密接に関
一方、欧州では旧ユーゴスラビアを除き、殆ど白人キリスト教徒
ポストマルクス主義左翼の知的覇権下、欧州国民の大多数が反対す
つまり大衆を扇動する新しい道具であり、「反多文化主義=ファシ
ソルジェニーツィンを見よ、と福井氏は言う。
「ソ連圧政に抵抗する自由の闘士として、欧米で英雄視されたソル
日本に輸入された、面妖なイズム「多文化主義」の本質をずばりと