中国瀋陽に日本と米国の感染拡大を「祝賀」のアーチ  変だな | imaga114のブログ

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中国瀋陽に日本と米国の感染拡大を「祝賀」のアーチ

おはようございます
昨日ネットで見たこと
 
大紀元から転載はじめ

https://www.epochtimes.jp/p/2020/03/53552.html

瀋陽のレストラン、日本と米国の「疫病を歓迎」政府公認プロパガンダか

 

中国遼寧省瀋陽市にあるレストランは、米国と日本の中共ウイルス(武漢肺炎、COVID-19)流行について「疫病が長く続くように」と書かれたスローガンを掲載した。

ネットユーザたちは、印刷方法などから現地の中国共産党宣伝部が製造したものと見ている。

 

23日午後には撤去された。

 

3月23日に中国国内のソーシャルサイトで公開された写真には、「米国の流行を熱烈に祝福し、小日本の疫病が順調に長く続くことを祝う」と書かれている。レストランは、北京本部の広東料理チェーン「楊媽媽粥品専家」瀋陽市太原街の店舗とみられる。

 

このスローガンは、国内外からの反発を招いた。ネットユーザは、こうした共産党宣伝部が作成する形式の横断幕は、掲示するのも現地政府の承認が必要だと指摘した。

 

北京のメディア・新京報によると、地元市民は22日にはネット写真と同様のスローガンを目撃したと報じた。

同報道によると、23日午後には、太原街警察署が状況調査を始めたという。

写真は中国および海外のソーシャルサイトで話題を呼んだ。レストランの評価を付ける口コミサイトには、同店舗のスローガン掲載に対する批判が多く書き込まれた。

 

「もし良心と知恵があるならば、この人類に対する災害に対して、反人類的な行動をしていいと思えるのか」「偏狭な民族主義だ。

疫病を良いことなんて言えるはずがない。

人間性はないのか」「これで客を引き寄せられると思っているのだろうか」「瀋陽で感染症が流行したとき、日本や韓国の友人は多数の医療物資を送ってくれた。

また、こちらも日本や韓国、欧州を支援した。このレストランのスローガンは、私たちの努力をじゃけんにして、瀋陽人の名誉を傷つけた。

早くレストランが閉店することを願う」

 

中国本土で広がった感染症肺炎は、いま全世界に輸出され、世界160カ国以上を苦しませている。

中国共産党はプロパガンダを強めて、起源をうやむやにしたり、国際支援をアピールすることで、責任追及から避けようとしている。

 

在米の弁護士・陳光誠氏はソーシャルサイトで、今回のレストランのスローガンの写真を転載して、「共産主義の赤い毒が、ウイルスの毒よりも凶暴であることを、改めて証明している」とコメントした。

(翻訳編集・佐渡道世)

転載終わり

 
 
この件について、Twitterは「ひどい、許せない」と、大騒ぎをしていました
内容をしっかり見ないで発信するのは間違えやすいのでは?
冷静さが必要ですね
 
変だな?と違和感を覚えたのですが
宮崎正弘氏からの説明がしっくりきます
 
転載はじめ
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和二年(2020)3月24日(火曜日)
          通巻6415号 
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 中国瀋陽に日本と米国の感染拡大を「祝賀」のアーチ
  過剰キャンペーンか、それとも反習近平の裏工作か
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 3月23日、遼寧省の省都瀋陽(昔の奉天)のレストラン入り口に「米国と日本の感染拡大を祝福し、とくに日本は、ずぅっと長引きますように」と大書したアーチが出現し、話題となった。午後に撤去され、警察が取り調べに入ったと共同電は写真入りで伝えた。

 モノは朱色の地に黄色の活字体、文面は「熱烈祝賀美国疫情、祝小日本疫帆風順長長久久」(米国の疫病を祝し、ちび日本の疫病は順調に拡がって長引くことを祝う)という意味で、米国(美国)への敵意よりも「小日本」として長引け長引けと呪詛の言葉を並べているあたり、一見して反日の過激分子の仕業かと思われる。

 哈爾浜から東へバスで三時間ほど、方正県があるが、ここに五千の日本人犠牲者のお墓があって、満州引き揚げ途次に虐殺された日本人を弔う碑がある。ここに赤ペンキをかけて墓を汚した反日グループがあったように、東北三省ではいまも反日感情が残ると、識者の「解説」を目にする読者も多いだろう。

 筆者は黒竜江省もほぼ隅から隅まで旅しているが、一度も反日剥き出しの中国人に遭遇したことがない。哈爾浜は国際都市に変貌しているが、日本時代の建物がほうぼうに残っている。

 日本人墓地を汚したのは北京から飛行機でやって来た。特定の政治意図をもった行動隊で、おそらく公安の演出だろうと推測できる。当時の反日運動は、中国政府の演出に従って日本大使館、領事館に抗議デモを組織化し、日本のレストランや日本車ディーラーを破壊したが、いずれも黒服にサングラス、屈強の男達だった。西安では阿部仲麻呂の石碑も赤ペンキが架けられた。

 瀋陽は日本になじみの深い、どちらかと言えば親日的な街で、大和ホテルの古風で立派な建物は映画のロケにも使われ、瀋陽駅はまったくの東京駅そっくりに建てられ、周りには日本人の通学した学校が十数校、浪花町など日本名の地番だった。
 新幹線開通にともなって、日本時代の景色は消えた。

 単純な反日感情の爆発とは考えにくい。よく看板をみると既存のアーチに、新しく印刷した横断幕を貼り付けただけの措置であり、取り外せば元の入り口のアーチに戻る仕掛けである。

 習近平は国賓来日が延期となり、外交的には対日アプローチが失敗している。日本の領空、領海侵犯は続行されている。日本への団体ツアーは禁止されたが、二月だけでも八万余の中国人が個人ヴィザで日本へ入国している。

 このような二律背反の現実がある。
瀋陽が親日的な街であり、日本企業が夥しく進出しており、この時期に反日キャンペーンの一環ととられる行為を当局が黙認したとは考えにくいのではないか。
となると、どうみても反習近平のグループが逆効果の演出を目的として、日中関係に亀裂を起こさせ、習政権を困らせる目的があるような伏せられた政治目的の行為であろう。
 
転載おわり