久々に記事を投稿。

 

私はITエンジニアを仕事としているが、同業の知人と話をしている時に、ふと収入の話になったのだが、その中でタイトルの件に気付いて驚愕した。

 

その知人は20代後半であるが、私の20代後半の収入より減っている!

 

もちろん、会社の大きさ、収益など差はあるにしても、全く変化がないどころか減っているのは如何なものだろう。

経済全体でいえば、アベノミクスの三本の矢で景気が回復し、日経株価も上がり、雇用も増えた。

 

しかし末端の給料が全く上がっていない。

 

その理由として以下の内容を参照頂きたい。

 

 

デフレの原因の全てでは無いという前提ではあるが、問題は財政健全化(プライマリーバランスの黒字化)である。

 

将来世代に国債を発行せずに経済を回せるようにするのが目標となっている。要するに、国債で資金を確保しなくても良いように、税金を上げるのを至上命題としている。

 

結果何を行なったか。消費税を上げた訳である。国民全員が等しく払う税金だけに、安定収入だからである。

 

上げた結果どうなったか。消費が減りGDP成長率が下がった訳である。

(バブル崩壊後、日本の成長率はほとんど上がっていない)

 

とはいえ、今更消費税を下げるのは恐らく不可能だろう。

 

これを打開するには、生産性を上げ、個人の収入を上げ、消費を喚起するしか無い。生産性を上げるには設備投資なり、人材への投資が必要である。

 

「自助で頑張れ、どうしても足りなければ予算出すよ」という論理では経済成長は見込めない。

今は「無駄を削って不要な出費を減らす」のではなく「お金の無い産業にお金を回す」ような政策が必要なのでは無いだろうか?

 

よって、思い切って紙幣を発行し、国ドリブンで経済を回す必要があるのではないか?

 

もちろん、猛烈に紙幣を流通させればハイパーインフレになるが、今は明らかにデフレである。2%のインフレ目標があるのだから、計画的にお金を刷り、産業の強化を行う必要があると思う。

 

「プライマリーバランスの黒字化」が至上命題であればやれば良いと思うが、まずはGDPを上げ、税収を上げることが先だろう。

 

私はしがないサラリーマンだが、普通に考えて20年前の私の収入と、同年代の知人の収入に変わりが無い(むしろ低い)というのはどう考えてもおかしいと思ったので投稿させて頂いた。