今の時代、ガチなロックバンドはそれほど居なくなってしまった。そんな中でもガチ中のガチ、徹頭徹尾ロックバンドの一つが、結成37年間を誇るTHE STREET BEATSである。

 

私がこのバンドに出会ったのは、2013年にリリースされた22thアルバム、「遥か繋がる未来」だった。その音楽が届けるメッセージに身体中に電気が走った。

 

2011/3/11。東北大震災が起きた。THE STREET BEATSは復興支援に動いた。ボーカルのOKIさんは現地に赴き、ライブには募金箱を設置し、東北のボランティアフェスに参加した。

 

これほど被災者を想い、ファンを大切にするバンドはそう多くはないと思う。

 

東北県人として、また、(アマチュアだが)音楽を演る身としては、尊敬するバンドとなった。

 

紹介するアルバムは、2020/4/8に発売されたTHE STREET BEATSの27thアルバムである。

 

今回のアルバムは今までに比べ、緩急が付き長年の熟練した音楽が堪能できる名盤である。

 

広がりのある1曲目「行きた証を残す旅」から始まり、バランスよく配置された楽曲に酔いしれた。

 

そんな中、9曲目の「旅空」は素晴らしいロックチューンで、何回も、何回も聴いた。

 

「旅空の下で またすぐに会おうぜ」

 

絶対また、THE STREET BEATSに会いに行く。