迷惑なんですけど。 | オレっち!のブログ

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JR東日本がトラブルばかりやらかしているのは今や日常だが、去年から東京と千葉をむすぶ京葉線の朝の通勤快速を3月のダイヤ改正をもって廃止してすべて各駅停車とする発表をしてから、千葉県の沿線および関連自治体とJR東日本が対立し通勤快速廃止撤回を訴えてきた。しかし現在も両者の考えは平行線を辿ったままだ。















そんななか今度は埼玉県川口市が市の予算で、これまで通過扱いとなっていた中距離路線の宇都宮線・高崎線(上野東京ライン)、湘南新宿ラインを現在は京浜東北線のみが停車する川口駅に停車させようとする強引な手法が強行されようとしている。



これの何が迷惑かというと、すぐ隣は東京都。現行停車路線の京浜東北線に一駅乗れば赤羽駅であり、上野東京ライン、湘南新宿ライン、埼京線に乗り換えられる。








川口駅は、駅前にあった某百貨店も撤退したほど大きなものこそ合わない街である。周辺地域へは川口駅を起点にバス路線がありそれなりの乗客を運ぶが、あくまでそれなりの数の乗客であり、すべてのバス利用客が電車を利用するか考えてればそんなことはなく、中距離電車を止めるほどかと問われると値しないというのが個人の見解である。











商業施設や百貨店など周辺の自治体から客が来る要素があるか考えてみる。しかし、わざわざ川口駅で降りて用を足すようなことは現状ないし、もしそうなら1駅東京寄りの赤羽か4駅先の浦和の方がいろいろあり、そっちで事が足りる。






















他に乗り換え路線が接続されているわけでも、予定されているわけでもないのに川口駅に宇都宮線・高崎線(上野東京ライン)、湘南新宿ラインを止めるメリットがあまりない。むしろ大宮から先の各線各駅利用者からしたら、都心に出る際に利用しない川口駅にムダ停車されるのは迷惑だと考える人が多い。













さらに川口駅停車計画で、JRは費用を負担せず、川口市が費用を負担するのだという。その額およそ420億円。すべて川口市に納められた税金。たしかに川口駅を利用し恩恵を受ける人には多大な利益となりうる。しかし、川口市の東側には旧鳩ヶ谷市を貫く埼玉高速鉄道があり、旧鳩ヶ谷市域に住む人にはあまりメリットがない。つまりピンポイントで川口駅を利用する客にしかメリットはない。

















川口市は、中距離電車を停車させる理由のひとつに、京浜東北線の混雑が著しいことを挙げている。しかし京浜東北線の川口駅を基準として利用客が増える都心側に向かう場合、3駅手前には広大な車両基地を備えた南浦和駅がある。朝ラッシュにはたくさんの南浦和始発の電車が設定されており、南浦和を含む手前3駅もしくはそれ以上先の駅からの客で混雑するから京浜東北線と並走する他路線の速達中距離電車を止めるというが、他路線は他路線ではるばる大宮以遠の宇都宮線高崎線各駅から多くの通勤通学客をぎゅうぎゅうに乗せてきてるのに、何の接続路線でも乗換駅でも何でもない川口駅ですでに客を乗せるキャパがある、もしくはできるとは到底思えない。中距離電車は中距離を利用する客のためのもので、川口駅のような埼玉県で一番東京都に近い駅、前述のように隣駅の赤羽に止まるのにわざわざ止めなくていい。じゃあ総武線は市川に止まるのに小岩に止まるか?東海道線は川崎に止まるのに蒲田に止まるか?よく考えるべき。もしやるならば一番現実的なのは、京浜東北線に川口始発を作ることだ。川口駅の東側にある余地を引き上げせんに作り替えて、赤羽や東十条止まりの電車を川口止まりにして折り返しの始発を作ればわざわざそんなことをしなくても効率的だ。


















調べていくうちに知ったことだが、旧鳩ヶ谷市域を走る、埼玉高速鉄道は川口市の東側を縦断するように路線がある。これは川口市も周辺自治体と一体になり希望、埼玉高速鉄道は路線を敷設し開通したが京浜東北線のそれと比較すると朝夕のラッシュ時をのぞき、そこまで乗客はいない。なぜなら沿線は住宅街メインで目ぼしい商業施設はほぼ皆無だからである。旧鳩ヶ谷市域周辺住民ならば恩恵を受けるが、川口市が希望してわざわざ路線を持ってきて川口元郷駅までをも川口駅に近づけるかたちで設けたのに利用客は。。。















いろいろと長々か気連ねたが、とにかく川口駅に京浜東北線以外の路線はいらない。