おはようございます。
今田唯仁(いまだただひと)です。

 

人間力を高める上で、
一番簡単に取り組めることが、「読書習慣」と言われています。

 

 

また、超一流のトップアスリートも、
「読書」をする方が多いと聞きます。

 

しかも、上に行けば行くほど、
「聖書」や「古典」など、
哲学的で読みにくい本も読むと聞きます。

 

なぜ超一流のトップアスリートは、読書をするのでしょうか?
そして、読書習慣には、どんな効果があるのでしょうか?

 

 

結論:
「読書を習慣にすることは、
大きく自身の競技能力を開花させる
重要なスキルトレーニングだからです。」

 


トップアスリートは、
限られた時間の中で、
意図をもってトレーニングサイクルを緻密に送る
という事例を前回ご紹介しました。

 

 

つまり、読書習慣というのも、
意図を理解した上で、
習慣化しているということです。

 

 

 

といっても、
「読書は、苦手〜」という声、
すごく共感します。

 

 

私の中高生時代は、
学校課題で強制読書をさせられましたが、
当時は、全く読書の意図が分からず、
逃げる方法考えたり、
本のプロローグとエピローグだけ読んで、
読書感想文を完成させていましたね。

 

 

 

なので、今回は、
読書を習慣化することが、
どんなに自分にとってメリットがあるのかを
5つの効果としてご紹介したいと思います。

 

【読書習慣の5つの効果】

  1. 読書習慣の効果① 語彙・言語能力がつく
  2. 読書習慣の効果② 集中力がつく
  3. 読書習慣の効果③ 想像力・感受性が豊かになる
  4. 読書習慣の効果④ ストレスの解消ができる
  5. 読書習慣の効果⑤ 人の気持ちがわかるようになる

と、読むだけで、こんなにバラエティに能力アップが
出来ると言われています。

 

 

 

では、さらにトップアスリート流に解釈をひとつひとつすすめてみたいと思います。


◎ 読書習慣が、トップアスリートの競技力向上にもたらす5つの効果

 

読書習慣の効果① 語彙・言語能力がつく

語彙や言語能力がつくと、
当然、正しい言葉の使い方が自然と身についていきます。

さらには、「理解力」「伝達力」がさらに伸びます。

 

 

「理解力」が伸びると、
いろんな人との話も理解できるようになり、たくさんのヒントが手に入ります。
監督の話も理解できるようになり、チーム競技であれば戦術理解力があがります。

 

「伝達力」が伸びると、
自分の意図などを細かく分かりやすく伝えることができるようになります。
論理展開も理解できるようになるので、同様に書く力もつきます。

メディア対応も増えていくことを先々考えれば、
正しい言葉で伝えることは、とても重要ですよね。

 

 

 

読書習慣の効果② 集中力がつく

集中力は、アスリートにとって、最も大事な能力です。
トレーニングや試合の9割は、集中力で決まるとも言われます。

 

前回の記事でも書きましたが、
質の高いトレーニングは、60分〜120分が限界と言われています。

脳科学や心理学の研究でも実証されています。

 

その短い時間を最大級に質を上げるためには、
最大の集中力が必要ということです。

 

 

だから、トップアスリートは、
集中力を最大限にあげるために、
「瞑想」や「仮眠」など、
脳科学や心理学を率先して取り入れるわけです。

 

 

ではなぜ、集中力があがるのか?ということですが・・・。

 

読書というのは、ゲームや漫画と違って、
文章以外の情報が与えられません。
つまり、一つの文字情報から必死に読み取ろうと、
集中せざる得ない状況になるということなんです。

 

 

また、1人になって、
自分の内面と向き合う貴重な時間を習慣化することは、
トレーニングや試合状況の中、
勝利に向かい集中をするシチュエーションにも近くなります。

 

トレーニングで重要なのは、
練習のための練習ではなく、
いかに試合のシチュエーションを
トレーニング内に落とし込めるかが重要です。

 

 

試合中に集中して自分と向き合うことと、
読書に集中して自分と向き合う習慣をつくること。
似ているんですよね。

 

 

 

 

読書習慣の効果③ 想像力・感受性が豊かになる

「言葉」を通して、考えるため、
抽象的な思考能力を高めることに繋がります。

 

本の中に描かれている内容を、
想像しなければ、理解はできません。

 

たくさんの本に出会うと、
本の数だけ疑似体験ができます。
現実には行けない場所・状況・環境でも、
本の中ならあっという間に飛び込んでいけます。

 

 

俳優さんは、
脚本という文章だけを読んで、
キャラクターを細部に至るまで想像し演じます。
それと同じです。

 

想像力がつくと、いろんなアイデアが湧くようになり、
クリエイティブにとんだプレーも可能になります。

 

さらには、
カイゼン力(改善力)もあがります。

 

自分の課題に対して、
こうしたらもっと良くなるのではと、
自分で解決方法を考える力が身につきます。

 

想像力が豊かになると、
いろいろなことを感じることができる心も育ち、
感受性も豊かになっていくというわけです。

 

感受性がつくと、
ちょっとした情報から、
空気が読めるようになります。

 

同じく、ちょっとした情報から、
予測がたつようになります。
試合の流れを読むにもつながります。

 

読書習慣の効果④ ストレスの解消ができる

読書とストレスの関係性について、
イギリスのサセックス大学の研究によると、
被験者の心拍数や筋肉の緊張を測定したところ、

  • 読書は68%
  • 音楽試聴は61%
  • コーヒータイムは54%
  • テレビゲームは21%
  • 散歩は42%

という数値結果が続いたようです。

 

さらに、静かな場所で読書を行うほど効果的で、
わずか6分間で、
60%以上のストレス解消効果を得られるも言われています。

 

上記データと合わせて、
朝のカフェで、静かな音楽を聴きとコーヒーをおともに、
読書をすると最高のリラックス効果があるということですね。

 

 

また、本をめくるという動作にもストレス軽減効果がありますので、
電子書籍ではなく、紙の本をでの読書をオススメします。

 

 

 

 

読書習慣の効果⑤ 人の気持ちがわかるようになる

読書をすると、
物語の場合は特に、様々な登場人物の心理を読み取ることになるので、
自然と人の気持ち・共感する能力が上がります。

 

 

人の気持ちがわかるようになると、
当然、自分の気持ちや心理状態が
客観的にがわかるようになります。

 

自分や他人の心理状態が分かるようになると、
どうしたら上がるのかが、
どうコーチしたらいいのかが、

見えてきます。

 

チームであれば、叱咤激励。
つまり、コーチ力リーダーシップも向上します。


【まとめ】

◎ 読書習慣は、トップアスリートにとって、

大きく自身の競技能力を開花させる重要なスキルトレーニング

◎ 読書習慣が、トップアスリートの競技力向上にもたらす5つの効果
  1. 読書習慣の効果① 語彙・言語能力がつく
    理解力、伝達力、読む力、書く力
  2. 読書習慣の効果② 集中力がつく
    集中力
  3. 読書習慣の効果③ 想像力・感受性が豊かになる
    クリエイティブなプレー、着想力、問題解決力、空気や展開を感じる力(予測力)
  4. 読書習慣の効果④ ストレスの解消ができる
    →音楽を聴くことより、ストレス軽減効果大
    →静かな場所でたった6分の読書でも、ストレス軽減60%を超える。
  5. 読書習慣の効果⑤ 人の気持ちがわかるようになる
    コーチ力、リーダーシップ、思いやり

 

最後に、ぜひ、あえて習慣と書いています。

 

 

1度の読書より、読書習慣が何よりも大事です。
試合では、1発のプレーより、
常にベストのパフォーマンスを出すのが、
トップアスリートだと思っています。

 

ぜひ、朝の習慣化として取り入れてみては
いかがでしょうか?

 

 

(本日の問い)
読書習慣を早速はじめるためには、どうしたらいいでしょうか?

 

今日も大きな声でありがとう!