おはようございます。
今田 唯仁(いまだ ただひと)です。

 

※整理しながら、記事を書いていますので、
アップデート含めて、
過去記事の書き方や言い回しなど、
修正を順次加えています。

 

「あれ?」などありましたら、
お気軽にお問い合わせくださいね。


 

ついつい、背伸びしまいがち。
ついつい、隣をみてしまう。

 

知れば知るほど、ライバルが大きく感じる。

そんなときは、羨むのではなく、
「承認」を心がけることにしています。

 

 

本人は頑張って継続してきたから、今がある。
私は、まだまだ頑張りが足らないから、今がある。

 

今できることを、積み上げよう。
考えながら、積み上げよう。

 

 

そんな問いを、日々自分に投げかけ、
今日も、私、奮い立たせています。

 


 

今回は、
「トップアスリートが大切にする守破離の思考と基本精神」についてです。

 

守破離の思考

剣道や茶道などで、修業における段階を3つに分け示したものです。

● 守 ・・・師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階

スポーツはじめ、
極めるために何よりも重要なことは、
基本の訓練です。
 

をしっかり持つことと言われています。

 

 

基本の訓練は、何よりもご存知のように、
地味にコツコツ積み上げるに他ありません。

 

なぜなら、最大のゴールは、
「確実に身につける」ことにあるからです。

「確実に身につける」とは、「当たり前にする」ということです。

 

細かい細部まで気を配り、完全にマスターをする。
とても大事な段階です。

 

 

また、こういうことも言われます。

①【見習い】支援のもとに作業を遂行できる
②【実習生】自主的に作業を遂行できる

 

まずは、しっかり色々教わりながら、出来るようになる。
そして、今度は、言われなくても、遂行できるようになる。

自分が、どのレベルに今あるのかを、客観視しながら、
ステップアップを目指すことが重要です。

 

仮に、「まだまだ【見習い】のレベルだな〜」
大丈夫です。

しっかり吸収して、【実習生】ステージを目指したらいいのです。
レベルが分かると、目標にもなると思います。

 

 

コーチも、これらを意識して、少しずつ【実習生】ステージへ上がるよう、
コーチしてください。

 

● 破 ・・・他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階

【実習生】ステージに上がり、
当たり前にできるようになったら、

次は、その当たり前に改めて問いをもつことです。
再検証し、アップデートを図ります。

 

重要な問いは、
「どうしたら、もっとよくなるだろう。」

 

そのために、あえて違うコーチや考えからのヒントを得たりして、
自分自身で選択を繰り返す。

 

 

トップアスリートは、日々チャレンジを繰り返し、試行錯誤です。
私自身も、日々検証検証でアップデートです。

 

「日々是精進」とはよく言うものですね。

 

 

でも、大事なのは、基盤です。
● 守なくして、● 破はありません。

 

世界のアスリートで超一流と呼ばれる選手はみんな、
移動中、聖書自己啓発の本ばかり読んでいるんです。
そして、
一流選手は、陸上の専門書。
最後に、
日本選手はマンガ本なんですよ。


これでは、世界に通用しないですよね。
だから、
僕は超一流選手を見習って、同じことをしたんです。
そうしたら、
記録がどんどん伸び、
世界選手権で銅メダルが取れた。
やっぱり最後は“人間力”なんですよ。

- 為末 大(陸上競技元オリンピック日本代表)-

世界のアスリートで超一流と呼ばれる選手は、
トレーニングを積み重ねアップデートの連続。

さらに、聖書自己啓発を探求し、
心のアップデートも繰り返しているそうです。

 

聖書を進めている訳ではないですよ。
思想を学び、あり方を取り入れることは、
とても重要だということです。

 

 

③【デビューと定着】作業を分析し改善・改良できる

 

 

● 離 ・・・一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階

自分という「強み」を活かし、
オリジナリティを作る。

 

 

アップデートを繰り返し、
断捨離を繰り返し、
やがて残ったシンプルなもの。

 

 

トップアスリートの境地
エキスパートの境地というべきでしょうか。

 

皆さんがご存知のイチローの徹底されたルーティン。
これもイチローが、重ねて重ねて確立したものに過ぎません。

イチローの「強み」と
様々な経験や智慧が併せ持ってできたものです。

 

 

④【往年の名選手】スタイルの確立(創造者)

 

結果論かもしれませんが、
得てして、
往年、長く一線で活躍した人は、
自分のスタイルを確立した人です。
思考法にしかり、
自分オリジナルでの勝利メソッドを創造した人です。

 

 

ここで言えるのは、
確立は、目指して出来るものではないいうことです。

 

アップデートを繰り返した先に、
残ったものです。

進んだものしか分からない。

 

 

「ワンピース」でいう
「ラフテル」なのかもしれませんね。

 

そして、ゴールは最後ではなく、
また始まりであるということ。

 

 

新たな問いが、生まれるということ。

 

手にしたものを糧(かて)として、
さらなる上を目指すのは尊い事です。

 

 

「守・破・離」には限りがなく、
それは繰り返すことで、
よりいつまでも大きなものに
発展していくといえます。

 

守破離の基本精神

有名な言葉として、このようなものがあります。

規矩作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな

- 千利休(茶道家) -

【超訳】
教えを守り続けながらも、
いつしかそれを打破り、
離れていく事も大切であるが、
そこにある基本精神は忘れてはならない

精神というところが重要です。

 

ここでいう守破離は、スキルの部分を指します。
スキルを輝かせるのは、
基本精神にあるということです。

 

 

茶道の精神とは?

和敬静寂

茶道の精神を一言で表した利休の言葉です。
この一句四文字の真意を体得し実践することが茶道の本分と言われています。

前の二文字は茶事における主客相互の心得、
後の二文字は茶庭、茶室、茶器に関する心得です。

和・・・和合、調和、和楽の意。互いに楽しもうという心
敬・・・他を敬愛する心
清・・・清潔、清廉の義。まわりも自らも清らかでありなさいという教え。
寂・・・寂静、閑寂の意。要らないものを捨て去ることで生まれる。

 

この茶道の基本精神にも、
人としての基本精神につながるヒントがたくさんあります。

 

 

心体技と言いますが、
それらは、すべてスキルになります。

 

それらのスキルを、
しっかり輝かせるための基本精神が、
「人間力」ではないのかと
私は思っています。

 

まとめ

  • 世界のトップアスリートで超一流は、聖書自己啓発で、人間力磨きに重きをおいている。

  • 「守・破・離」には順番があり着実にアップデートを重ねることが、唯一の精進

  • 心体技をベストに発揮するための、基本精神は、人間力。

 

今日も、大きな声でありがとう。