前回の続きです。

 

前回は私たちの中身は同一人物という話をして、今回は別人という話をするので紛らわしいかもしれませんが笑い泣き

観察主体である中身は同一人物、現象として現れている外側は別人という意味です。

そこを踏まえつつ。。。

 すべてを観察・体験しているたった一つの意識、その状態の理解について、例えを使って説明してみようと思います。


毎瞬、毎瞬、あなたはシフトする事で、今、今、今、今、という現実を体験しています。
この物質の自分は毎瞬、毎瞬、毎瞬、別人です
10時25分のあなたと、10時26分のあなたは時空間において全く違う存在なのです。
 
「ありがとう」という言葉をゆっくり話してみると、「あ」を発した自分と「う」を発した自分は、存在している状態が単純に違いますが、時空間において全く存在が違うということが分かるでしょうか?
これはパズルのピースのようなものです。
そこに枯葉の絵が描かれていて、ピースが隣り合わせだとしても、この隣り合わせのピースは別々のものです。
「 あ 」を発したあなたと「 う 」を発しているあなたは別人だという事です。
同じ『 今 』は、一つとして存在しないのです。
電話番号やメアドの字を一つ間違えただけで繋がる事が出来なくなるように、
25分のあなたと、26分のあなたは、物質的に似通っていても、エネルギー的にはまったくの別人なのです。
 
あなたが、今35歳だとして。
5歳のあなたがいます。5歳の自分と今の自分が全く同じ存在だとは普通に思わないでしょう。
7歳のあなたがいます。10歳のあなたがいます。15歳のあなた、23歳のあなた、28歳のあなた、30歳のあなた、34歳5月21日14時45分のあなた、14時46分のあなた、35歳であるあなたの今から10分前のあなた、、、、、、
全て、今のあなたとは別人です。
 
ですが、
それら別人である彼ら(あなた)を体験してきた意識であるあなたは、一貫して『あなた』という意識ですよね?
 
この私という別人の枠を他者まで広げると、
『全てであり一つ』である『源』の意識が、一切全てを体験している状態というのが、感覚的に掴めるでしょうか?
 
私たちはこの世を去る時に走馬灯を見るという話がありますが、それは体が無くなる事で物質的な制限が外れ、意識が全てである元の大きさに拡大するプロセスを体験するからだとも言われています。
この時、自分の人生体験に留まらず、自分と関わりのあった他者の体験をも観察すると言われています。
実際どうかは臨死体験した人じゃないと言及出来ませんが(笑)、仕組みが分かれば理解が及ぶ話です。
 
そうです。
そもそも目の前にいた他者とは、別人バージョンの自分のことなのですから。
人生に関わりのあった他者も、自分を体験するための自己エネルギーの範疇なのです。
 
物質的な制限から外れれば、自分と他者との境目は無くなります。
ですから、あの人もこの人も自分だった、自分が体験したという事を理解する意識状態の段階も現れるでしょう。
 
あなたはあなたの意識のまま、拡大します。
このあなたが、神である事に気付きます。
全てが自分の中に在ることに気付くからです。
それでも、気付く、という体験をしている内は、自己がありますので、まだ最終的に一つの状態ではありません。
これが無くなったら、物質的な体験は出来なくなるのでしょうね。
 
 
これが、私たちが次元上昇として体験している、なりゆく意識の拡大の側面です。
 
5歳や10歳など、過去のデータは私たちが物質化・現実化した体験の上で含有しているものです。
ですが、今の私がまだ体験していない未来、選ばなかった世界をも、そもそも含有しています。
それらを含有しているのがハイヤーセルフと呼ばれる自己の高次のエネルギー状態です。
 
何故ハイヤーセルフなのか。
それは、私という(パラレル含む)すべてのデータを含有している総体的な意識だからです。
高次元と聞くと、何か高尚な意識体のように思っている人もいるかもしれませんが、それは高次元を今の次元と分離して捉えた考え方です。
高次元とは、それより下の次元の一切を含んでいる事を意味しています。
昔は高次元を光、低次元を闇、と分けて考える向きもありましたが、言葉のイメージと宗教的な教えの名残りかもしれませんね。
科学的にはナンセンスですが。
 
5次元意識とは、1~4次元までを含有している意識です。物質次元の表層の現状だけでなく、パラレルやそれを創った意識状態まで見通す次元です。
逆に、5次元は、それより上の6次元以上の観察が出来ません。6次元以上は5次元を含有していますが、5次元は6次元以上を含んでいないからです。
 
あなたが今35歳だとして。
あなたは35歳までのデータを含有していますので、35歳までの自分を観察出来ますが、
今以上、36歳以上の自分の事は分かりません。
物理的な年齢で例えるのであれば、10歳のあなたにとって35歳のあなたは明らかに高次元の存在です。これまでの人生で何を体験するのかを知っている立ち位置は、ハイヤーセルフと同じです。
85歳のあなたなら、85歳以下のそれまでのあなたという人生データを含有するハイヤーセルフ、高次元の私という位置付けになります。
 
この年齢を使った説明は、あくまでも考え方の一例に過ぎませんが。
実際の高次元・ハイヤーセルフは、物質的な自分が体験・選択しなかったパラレルをも全て含有しています。
 
私たちが高次元になるということは、高次元が含有しているであろう、あらゆるパラレルの可能性が体験的に顔を覗かせて来るようにもなります。
可能性に対して許容し、選択することで、物質次元にあらゆる体験が降りて来ます。
いわゆる現実創造、現実化です。
 
高次元へアセンションしていくということは、自身の本当の自己の大きさを認識し、それを体現していくということです。
 

今回は、見方についての説明でした。
後でペロっと絵を足しときます。
さ、仕事しよう笑い泣き