草薙龍瞬さんの「反応しない練習」という本と出合いました。

この本を読んで、今まで、なんか漠然と抱えていた私の中の「生きづらさ」の正体がハッキリとしたことと、その「生きづらさ」の解消の方法が具体的に、しかもシンプルに記されていて、もう、これは私の座右の書として、実践していくしかない!と覚悟を決めました。このことを、自分によくインプットするために、ここに記したいと思います。

 

生きづらさの正体

今まで、「わたしの生きづらさ」の原因は、親との未解決な問題からきているのかとか、過去の心の傷やケガ(トラウマ)からきているのかとか、私の気質の問題なのかとか・・・色々考えて、悩み、カウンセリングや心理療法、心理学などを学んだり、何度もワークやセラピーをしたりもしました。それでも、次から次に悩みが湧いてくるのは、一体どうしたらよいのかと思っていたところ、この本の以下の一節を読んで、ハッとしたのです。

 

 人は悩みに直面したときに、つい反応して「闘おう」としてしまいます。不愉快な相手、ままならない現実に真っ向から向き合って、反応して、なんとか変えてみせよう、打ち勝ってみせようと、もがき、あがきます。

 しかし、真相は、「闘って勝てる」ことは、人生には、ほとんどありません。あなたが、どんな地位や権力や財産を手に入れても、あなたが今以上に「強く」なっても、「ままならない現実」は、いつもそばにありつづけるでしょう。2500年前にブッタが語った「人生には苦しみが伴う」という現実は、永久の真理です。この現実は、「闘う」という発想だけでは、けして乗り越えることはできません。

 新しい生き方、もっと合理的な考え方が必要とされているのです。

 その合理的な考え方の1つが、「ムダな反応をしない」という心がけです。

 

そうか!悩みはなくそうとしても、なくならないんだ。すべての悩みは「心の反応」が作りだしていたのか。「反応」こそが、悩みの正体。生きづらさの本当の正体だったのか!と、理解してみると、なるほど納得でした。

 

私の場合、職場では「あ、この人、私をバカにしている!」とか「この人、言ってることなんか矛盾してない?」とか「また、この人決めつけた言い方してる・・・」なんて、日々、反応しまくりですから、人間関係の悩みはつきなかったわけです。

 

今日は、「これから反応しない練習を心がけよう!」というスタートラインに立っただけだけど、もう心が軽くなっているから不思議。