今年の初めのブログを見返したら、こんなことが書いてあった。

”無くしていたもの(探し物)…つまり「私たちは1つなんだ」というつながりを思い出す(見つける)…そんな1年になりそうな予感に包まれてワクワクしています。”

今年を振り返って、改めてそんな1年だったと思う。

これって、予言や占いがあたったとかそういうことではなく、「人は自分が見たいものを見たいようにみている」つまり「自分が自分の世界を創っている」ってことなんだなとしみじみと思った。

 

例えば、「紅葉」を見たいと思ったら、赤いもみじに目がいく。

そして、もみじが赤くてキレイだなと思う。

今年も紅葉がみれてよかったなと思う。

 

だけど、ちょっと視点をづらしたら、青空に月が見えていることに気づいて、紅葉と月と青空のコントラストにこころが魅かれる。

そして、日と月が同時に現れて「明」。

「縁起がいいな」なんて思ったり。

 

これって全部、私が見たいものを見たいように見ているだけ。

私というフィルターを通して見ている世界なんですよね。

つまり、私の見ている世界は、私以外の人には見えない世界で、みんなそれぞれ自分以外の人には見えない「自分の創っている世界」の住人なんだ・・・と改めて思う。

 

そう思うと「あなた(汝)」と「わたし(我)」が、共存するためには、我見から人を評価したり、助言したり、批判したり、説得したりすることは、有効ではないことに気づく。

 

共存するためには、「わたし」とは違う「あなた」という世界を尊重して、「あなた」に影響をうけている「わたし」の世界から「わたしたち」という一つの世界を創造していくことが有効だと思う。

 

そんなことを感じて閃いた来年のテーマは「柔」。

「柔」という漢字をしなやかで、しっかりとした境界線をイメージしてアートしてみた。

目の前の人と共存するために、その時、その場で自分がどうあるか。

常に柔軟でありたいと思う。

 

来年は、辰年。年女です。

 

共によい年を「創造」しましょう。