小説を読んでいて

「これ、食べてみたい!」と

思ったことはありませんか?


小川糸さんの小説には、

物語を彩るおいしい料理や

おやつがたくさん登場し、

 

読んでいるだけで

心もお腹も満たされていきます。

 

 

今回は

『つるかめ助産院』

『食堂かたつむり』

『ライオンのおやつ』の3作品から、

 

特に印象に残った

“食べたくなる一皿”をご紹介します。

 

  作家・小川糸さんとは?

 

小川糸さんは、

2008年のデビュー作『食堂かたつむり』

ベストセラーになり、

海外でも翻訳され

国際的に評価されている小説家です。

 

 

主な作品には

映画化された『食堂かたつむり』

ドラマ化された

『つるかめ助産院』、『ツバキ文具店』、

『ライオンのおやつ』などがあります。

 

どの物語も、

・おいしく食べること

・一生懸命生きること

・死ぬことと生きることは隣り合わせであり、

 命は続いていくこと

 

が描かれ、心温まる物語と繊細な描写が魅力。

 

小川糸さんの小説を読んでいると、

心を込めてつくられた食事がよく登場します。

 

そこで、食いしん坊な私は

「あぁ、ハイビスカスの天ぷら、

 食べてみたいなぁ」

とか思うんですよね。

 

  命をいただく食卓描写生死に寄り添う『つるかめ助産院』

 

まず1冊目は、

ちょうど昨日読み終えた『つるかめ助産院』

 

 

【あらすじ】

夫に失踪され、傷心のまりあは

婚前旅行で訪れた南の島へ。

そこで出会った「つるかめ助産院」の人々とともに、

命の誕生や別れを通して自分のルーツや

過去と向き合っていきます。命を育む喜びと

自身の生を取り戻していく、誕生と再生の物語。

 

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ひとりになってしまった

まりあは妊娠していることが判明しますが、

 

私なんかが、

どうやって子供を産めるというのだろう

と産まない選択肢も考えます。

 

小川糸さんの物語には、

母や親への葛藤がよく描かれます。

 

まりあも

「自分は望まれて生まれた存在ではない」と感じ、

深い無価値観を抱えて生きてきました。

 

そんな彼女の心に温かい温もりを与え、

小さな光を灯すのが「塩結び」。

 

 

助産院の先生からの手紙付きで、

みんなが一生懸命育てて

ようやくとれたお米で作られた

命のおにぎりです。

 

ただの白むすびがご馳走になる

明治33年創業 草津温泉名産のおむすび塩。

 

きちんと辛くておいしい。

深みある味で、結晶も美しいです。

 

また、

出産前にまりあが食べたいとリクエストした

「ハイビスカスの天ぷら」も印象的。

 

 

「一体どんな味なんだろう…🌸」

と想像せずにいられません。

 

特に味があるわけでもないけど、

しみじみとおいしいとか。

 

まりあは塩で食べるのが好きだけど、

出産前には、

きしめん用のつゆにもつけて味わっていました。

 

塩結びやハイビスカスの天ぷらなど

肉や魚、野菜という食材は、

島では

「育てる・採る・交換する」から始まります。

 

唐揚げを食べるにも、

まず鶏を絞めるところから。

 

食べる=命をいただくこと。

 

切り身だったり、

土が綺麗に洗われた野菜だったりと、

スーパーに並ぶ

加工された食材を見慣れていると

つい忘れてしまう「命の実感」を、

改めて感じさせてくれる一冊です。

 

  心をこめた一皿が奇跡を生む『食堂かたつむり』

 

2冊目は、

小川糸さんのデビュー作『食堂かたつむり』

 

 

【あらすじ】

恋人に全てを奪われ声を失った倫子が、

故郷で一日一組限定の小さな食堂を始める物語。

メニューはなく、

事前面接でお客さまの心をくみとり、

その人のためだけの一皿を作るスタイルです。

倫子の料理は人々に奇跡をもたらしていき......。

 

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作中では、

家族のように育てた豚「エルメス」が、

余命わずかな母の結婚式のご馳走となります。

 

倫子自ら頸動脈を切り、

血の一滴まで料理に使う描写は衝撃的ですが、

 

命を決して無駄にしない

”生をいただく覚悟と感謝”

がひしひしと伝わってきます。

 

とはいえ

正直、驚いた展開でもあったけど

 

・食べることは生きること

・死ぬことと生きることは隣り合わせで、

 命が続いていくこと

 

という小川糸さんのメッセージが

もっとも強く届く一冊です。

 

目の前の食材や料理を

深く観て

命を見ることができたら、

なおさら無駄にできないですよね。

 

そして

その命をいただいて

自分の体や心、

新しい命の源となっていくと思うと

一食一食を大切にしたい。

 

小川糸さんの小説を読むと

背筋がしゃんとして、

 

食材を丁寧に扱って、

できた料理はありがたく頂き

しっかり食べ切ろうと

再認識できるんです。

 

そこで

普段は牛肉と豚肉を食べない私ですが、

 

ここでの1皿を選ぶなら、

エルメスが調理された

結婚式のご馳走が食べてみたいです。

 

命をいただく

 

その事実をしっかり噛みしめ味わいながら。

 

  最後に食べたいおやつは何?最期と向き合う『ライオンのおやつ』

 

3冊目は、『ライオンのおやつ』

 

 

【あらすじ】

余命宣告を受けた雫が、

瀬戸内のホスピス「ライオンの家」で過ごす物語。

そこでは入居者が最後に食べたい

”思い出のおやつ”をリクエストできる

特別な「おやつの時間が」があります。

 

雫は島の人々との交流を通して人生を振り返り、

本当の自分を見つけていきます。

 

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生きることの尊さや、死を向き合い旅立ちの準備をする人々、

それをサポートする人の姿が描かれて、

「こんな旅立ち方をしたいなぁ...」と思います。

 

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死=終わりではない。

大切な方を失った方、

病気や死と向き合っている方に

ぜひ手に取ってもらいたい一冊です。

 

「最後に食べたいおやつは何?」と、

自然に自分へ問いかけたくなるお話。

 

皆さんは、最後のおやつに何を選びますか?

 

 

私はミスドのチョコファッションも捨てがたいし

 

 

シャネル風キルティングリング❤️


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親指は、楽天一位の華奢リング


銀座ウエストのシュークリームも浮かびます。

 

ウエストの

ドライケーキも大好き❤️

 

兄とよく最後のヴィクトリアをめぐって

ケンカしました...

 

祖母がよくお土産にしてくれた

「澤屋の粟餅」もいいなぁ。

 

うーん、選べません…(笑)。

 

作中では、

おやつの採用はランダムなので、

当日まで誰のおやつが出るのか明かされません。

 

そこで印象的なのは、

リクエストした本人が元気なうちに、

おやつが出されないこと。

 

大抵は死期が近くて食べられず、

代わりに残された人々が味わうんです。

 

最初に思ったのは

「どうして元気なうちに

 希望のおやつを出してくれないの?」

という疑問。

 

でも読み進めるうちに、

 

食べる喜びは栄養補給だけでなく、

思い出や絆を受け継ぐ行為でもあると

気づかされました。

 

そして父の最期を思い出したんです。

 

介護ベッド越しに、

母と私が食事する姿を見て父が

 

「昔は自分が食べるほうが幸せだったけど、

 今はふたりがおいしそうに

 食べている姿を見るのが幸せ」

 

と語った姿が重なります。

 

かつては

「早く食べないと、

《いまここ(私の名前)》に

 ぜんぶ食べられてしまう!!」

 

と競争のように食事していた父が、

神様みたいなことを言ってる…。

 

少しずつ死を迎え入れていく

彼の姿に

敬意と哀しみを感じたことを

今でも思い出します。

 

そして

食べることは、

人とのつながりを紡ぐことでもあると

改めて実感できた一冊です。

 

  小川糸作品で味わう“心に残るごちそう”

 

小川糸さんの小説は、

どれも「食べること=生きること」を

思い出させてくれる物語。

 

 

読んでいるうちに、

おいしい料理を実際に

作ったり食べたくなったりして、

気づけばお腹が空いて

心は温かく満たされます。

 

気になる作品があった方は、

ぜひ一冊手に取ってみてください。







 

きっと日常のご飯の時間が、

少し特別に感じられるはずです☺️

 

最後までお読みいただき

大変ありがとうございました🫶

 

《いまここ》でした。

 

でも

愛用品を多数ご紹介しています。

 

ぜひ遊びに来てください☺️

 

※すべて2025年8月25日執筆時の情報です。