Kids & Dogs Garden | 小さな栗の木の下で

小さな栗の木の下で

愛すべき犬たちと暮らしていたころ


 先々週の土曜日、茨城県小美玉市に行った。
 借金が払えず管財人が管理することになった土地を有効利用するべく、子どもや犬に開放する広場を作ったとのことで、どういった方向性で運営していくのがよいかという意見を求められて、現地を訪れたのだ。我が家の犬2頭を連れて。

 そこには、知り合いの訓練士さんや知り合いじゃない訓練士さん、かつて有名ケンネルだった家のお嬢さん(といっても、もはや「お嬢さん」と呼ばれるお歳ではない方だったが)などが集まっており、何頭ものシャパードやトイプードル、イングリッシュ・ポインターやらがアジリティーをしたり、訓練を入れられたりしていて、そんなのを座り心地のいいアウトドアチェアに座りながら眺め、久しぶりにのんびり過ごしていた。

 最近クリの息使いが「ハア、ハア」ではなく、かなり苦しそうに「ゼエ、ゼエ」なることがあり、心肺機能が低下しているのかと心配していた。その日もあまり暑くなるようなら連れて行くのを控えようかと思っていたくらいだった。

 そんなことを久しぶりに会った訓練士さんに何の気なしに話すと、「ノニジュースがいいよ」という。ノニジュース? 聞いたことはあるが、いきなりそう言われても……。

 なのに、次から次へとノニジュースによって、容態が回復したという話をするのだ。
 粘液状の嘔吐を繰り返していたのにノニジュースを飲ませたら翌日止まったとか、末期ガンで死にそうだったのにノニジュースによって数カ月を生き延びたとか。もちろんみんな犬の話なのだけど。

 「ノニジュースのことならHさんに聞くといい!」と言って連れてこられたのが、元ケンネルの元お嬢さんだった。

 「クリちゃんがゼエゼエしているんだって」と訓練士さん。
 「そういう肺浮腫や肺水種にも、ノニジュースは効くわよ」と元お嬢さん。

 (えっ? そういうって、クリの症状は肺浮腫や肺水種なのか)と私は目を白黒させながら、話を聞いていたのだった。

 ノニジュースって、一体何よ?