正直、岩谷時子さんのことはよく知らず、某クーポンサイトで、カリンチョこと杜けあきさんがニッコリ笑ってたから、ついポチったもの。
なのに、11枚しか購入されてない。
(うち2枚が私)
その昔、銀座でシャンソンを歌ってたという友人を誘いましたが、クーポンページを見て、
「あんまり心惹かれないけど、元なんちゃってシャンソン歌手としては(岩田時子先生のメモリアルなら)行かないとだわね」
と、なんだか後ろ向きで高飛車な言葉で同行を承諾してもらいましたが、それくらい二人とも大きな期待はしてなかった。
それが、それが、予想を裏切る面白さ!!
同じ友人が終演後に、
「今年一番くらい良かったよ!」
と言いました。
ゲンキンだわ!
シャンソンだけじゃなくて、ミュージカル曲も歌謡曲もたくさん。
郷ひろみの「男の子女の子」も岩谷時子だったのねー。
もちろん、シャンソンも良かったです。
一幕最後の「愛の讃歌」など、鳥肌モノでした。
岡幸二郎さんは、声が伸びやかで、ふだんミュージカルで聞いているのとはまた違った趣。
全くチェックしてなかったんだけど、新妻聖子、田代万里生、福井晶一、中川晃教、入野自由など、錚々たるミュージカルスターも勢ぞろい。
「スーパースター」に「トゥナイト」久々に聞いた。大好き曲。
歌謡曲も、アラフィ婦にドンピシャ焦点懐メロで、思わず一緒に歌ってたわよ。
ちなみにアンコール曲は、歌詞カードついてた。
この、歌声喫茶的な?一体感も好きー。
宝塚OGの話をすると、
カリンチョの座長感すごかった。
もう、怖いものなしね。
つか、ミュージカル組も、みんな恐れてたわ、カリンチョのこと。
司会がおばちゃんぽくて(褒めてます)面白すぎ!
「岩谷時子先生が、翻訳歌詞を始めたきっかけは」と熱く語り始めて、
「どうです!ドラマチックだと、思います〜?!」って、何故か否定的な疑問形で共演者に呼びかけて、
「あ、違った。思いませんか〜!だ」って言い直したのが個人的にすごくツボって、しばらく笑いが止まりませんでした。
あと、しばしば話聞いてないし。
「おばちゃん!おばちゃん!」と、客席から突っ込んでました。
その一方で歌となると、昔の男役が顔出すあたり。
ワタクシ30年ぶりにカリンチョのファンになりました。
カリンチョのことばかり、熱く語りすぎちゃった。
テルは、女らしくてキレイだった。
スタイル良いし(胸大きい!)美人だし、歌い方にも男役の面影無いし、このまま美人女優路線突き進んでほしい。
挨拶でうっかり「大人っぽい曲を歌わせていただいて」と言ったら、カリンチョがすかさず「もういい大人よ!」って突っ込んでました。
あ、またカリンチョの話になっちゃった!
真琴つばさは、越路ふぶきを真似ていた。いや、真似じゃないのかもしれないけど、すごく似てた。
越路ふぶき役とか、できるんじゃないかしら。昨日が37回忌だったから、40年あたりで。
そして姿月あさとは、全てが一生懸命な感じだった。
岡幸二郎と歌った「シャンソン」、初めて聞いた曲だったけど、とても良かった。
感動の余韻に浸ってたら、カリンチョが出てきて「シャンソン、シャンソンて、いったい何回言うのかしらね!私数えてたけど、12回目でやめちゃった」とか言って、余韻吹き飛ばしてくれました。
あ、またカリンチョの話に!
姿月あさと、ピンキースタイルがとても似合ってました。
ピンキーとキラーズ、ちゃんと再現してたの、姿月と福井晶一だけ!
中川晃教、動きが違うっつーの!と、イラっとした。キラーズは、そんなに動き回らないのよ!
ま、知らないから、仕方ないか。
ちなみにその再現率高かった福井晶一さんも、意外と若い。
ホント、楽しかった〜〜。
次回は、歌ってー。
来年もあるらしいから、絶対、チケット取る!
定価で!!笑