レディスデイで話題の「シンゴジラ」観てきました。
面白かったー
周りの評判良いだけあるわー。

でも、みんな「ネタバレしないように」って気を遣ってるから、
(ツイッターなんて伏字ばっかりで何言ってるかわかんない・笑)
あえて事前情報を全く入れずに観に行きましたら、すごく大切なこと見落としてました。

エンディングロールで「野村萬斎」ってババンと出て、
あれ?出てた?どこに?
と思ったら、なんとゴジラの中の人!
いや、着ぐるみじゃないから中の人じゃないんだけど。
モーションキャプチャーのアクターだったんですって、野村萬斎。
やだー、知ってたらもっと足さばきとか注目したわよー。
もう、顔しか見てなかったもん、ゴジラ。不気味でカッコ良かった

登場シーンでは、ちょっと今までのゴジラと違うんだけど。
(まさかあのゴジラも野村萬斎?)
最初、「え、何、これ、敵の怪獣??」とか思ったら……


化するゴジラ、しい。
タイトルの「シン・ゴジラ」のシンにもいろいろ掛かってる。
進で新でゴジラ。あとは、震とか臣とか深とか、いろいろ。

あ、もうネタバレ始まってるから、嫌な人は見ないでね。
映画見終わって、驚いたことに登場人物の名前、誰一人思い出せませんでした。
いや、1人だけ、総理大臣代行の元農水大臣が里見だったような。
主役の長谷川博己すら「たしかヤシマだった」←某作戦名とゴッチャ

友達と感想語る際も「長谷川博己が」とか「石原さとみが」とか、
「竹野内豊が」「ピエール滝が」と役者名で話すでしょう。
とっさに名前が出て来ない人は「あの大阪弁のメガネの」で。失礼。

最近、物覚えが悪くなっているってのはあるんだけど。
映画自体、そういう作りになっているんじゃないかしら。(加齢のためでなく)

無名の弱い人間が、集団で、組織で、困難に立ち向かい力を発揮するってのがツボ。
主役の長谷川博己の影の薄い感じが良い。
これ、主役が阿部寛や堺雅人だったら、変に感情移入して、違うドラマになっていたはず。
「下町ロケット」みたいな。
最後の作戦成功の時には、抱き合って背中をたたき合い涙流すみたいな。

そうじゃなかったよね。
作戦終了時、一番輝いていたのは、文字どうりゴジラと、あと名前わからない重機だった。

人物にはあんまり感情移入できないから、うっかり「在来線」に感情移入しちゃった。
特攻隊よ。けなげ~
わが京王線の姿がなかったのは残念だけど、場所が東京駅だから仕方ないわね。

あとね、語りたいのは、自衛隊やっぱり、災害時に力発揮するのは自衛隊よね。
ひとりひとりに感情移入できなくても、立川駐屯地の場面では涙が出たわ。

ワタクシゴトだけど、会社員時代に市ヶ谷や大宮の駐屯地に営業で通ってて、
自衛隊観艦式にもお招きいただいたの。
時の総理大臣橋本龍太郎と同じ船に乗ったのよ。ってプチ自慢。年代もバレバレ。
今は、府中基地の前を自転車で通り過ぎつつ、正門の前に立つ自衛隊員に心で敬礼しています。
ええ、ぶっちゃけミギ寄りですの。
そんな私には自衛隊員の頑張りが胸に迫る映画でした。
避難の時とかも、細かく頑張ってるのよ。

全国民に見てもらいたい。

日本は、負けない。
日本を、あきらめない。

竹ノ内豊の言う「スクラップ・アンド・ビルド」も、もともとの意味を考えると奥が深いわ。

ふと思ったけど、
この映画、自衛隊に反対している人やサヨクのひとはどう見るのかしら。
原発反対だからいいのかな。


TOHOシネマズ、持ち込み禁止なのが玉に傷。
ビール大が850円。フツーサイズは720円です。