私は、毎週金曜日にヨガに通ってます。
ヨガと言っても生涯学習センターのカルチャー教室のそれなので、メンバーはご高齢の方も多いです。いやむしろ、ご高齢が多いです。

本日、いつものように開始15分前に教室に入って、先生からは隠れていながら鏡はチェックできるというベストポジションを確保しました。

私の隣はおそらく60歳すぎの白髪のご婦人、いつもは出入り口付近に陣取ってるが、今日は奥まで進出してきたもよう。
そしたら、開始時間になってその白髪婦人のお友達が駆け込んできた。
「あら、Aさん、今日来られたの」
「遅くなっちゃって」
「ごめんね、場所とっとけばよかった」
「いいのいいの、気にしないで」
と、そのAさん、私と白髪婦人の間にマットを敷き始めた!

え、無理じゃない?
私とAさんのマットの間隔は、5センチも開いてない。
「ごめんねー、場所とっとけば良かった」
「ううん、大丈夫、大丈夫」
大丈夫じゃねーっつーの!

「ちょっと、狭いですよね?」
と言ってみたら、
「ごめんなさいねー」「ごめんなさいねー」と、二人がかりでゴメンね攻撃なんだけど、移動する気配は無し。

結局、私がベストポジションを譲って移動した。
ちょっと腹が立ったのは、私が動いたとたん、ふたりとも左右にそこそこのスペースを確保したこと。
やっぱ、狭いと思ってたんだ!

そんなこんなで、
この「ごめんなさいねー」と言えば大抵のことは許してもらえると思う勘違い老人は、今後も増え続けるのではないだろうかと、高齢化日本の将来を憂いた。

その将来では、私がその老人だけどさ。


全く同じようなシチュで、座席指定の無い小劇場の芝居を観に行ったときも、遅れてきた老婦人が先に来ていた友人と、
「ごめんねー、席取っておかなくて」
「大丈夫、大丈夫、私、痩せてるから」
って会話しながら、「ごめんなさいねー」って、座布団無いところにお尻ねじこんできたこともあったよ、うん。