先月読んだ本、全部図書館から。
毎週生涯学習センターに行くから、ついでの図書館利用ができるんだよね。便利。
しかし、電車通勤がなくなってからは夜寝る前くらいしか本読まないから、読む量はぐっと減ったね。

疾風ロンド/実業之日本社
2013年の冬に刊行された本。たぶん予約もその当時にしている。
そう、東野圭吾あたりになれば、図書館待ちだとこれだけタイムラグがあるのだ。
熱帯夜に雪山の話を読む。なかなかよかった。
タイトルどおり、スピード感があってあっというまに読める。
東野圭吾が書く高校生はリアルに高校生っぽいってところ、好き。
これもドラマ化されるのかな。

虚ろな十字架/光文社

これまた東野圭吾。
死刑制度についていろいろな立場の意見が書かれていて、読み応えあった。
誤解を恐れずに断言すれば、私は死刑制度賛成派。だから、登場人物の中で小夜子に一番共感したのだけれど、その私ですら読了後に「死刑じゃない償いもありか」と思った。
小説としても感動できた。やっぱり東野圭吾すごい

過ぎ去りし王国の城/KADOKAWA/角川書店
最初のうち、ミヒャエル・エンデっぽくて面白そうだと思ったが、読み進めていくうちにビックリするくらいつまらなくなっていった。
謎解きが、とっても無理のある想像だけで進んでいって、結局それが正解、でいいの?
ちょっと前のドラマ「ゴーストライター」ってので、書けなくなる人気作家(
中谷美紀)に、なんとなく宮部みゆきを重ねていたのだけど、ホント、書けなくなっちゃったの??と思った。これで。
あくまで個人の感想です。ファンの人にはゴメンネ。

教団X/集英社

松尾の語る宇宙の始まりから、素粒子の話、いろんな宗教観は面白く読めた。
けど、それ以外はなんだかなー。松尾のDVDだけでいい、私。
誰得かわからんエロ描写がいっぱいあったけど、ギャグとしか思えなかった。
そして、驚くほど分厚い。
松尾が死んだ第一部でもういいやと思って、残り半分(第二部)読まずに返した。てへ。