ちゃたらーのお昼休み
シス・カンパニー公演「寿歌」
究極の核戦争後に生き残った男女3人のあてどのない旅

会場 新国立劇場 小劇場 THE PIT
出演 堤真一, 戸田恵梨香, 橋本じゅん
脚本 北村想 演出 千葉哲也

サイト
http://www.siscompany.com/03produce/36hogiuta/index.htm




1月8日の夜観劇。


わたくし、お友だちはご存知の通り、堤真一さんと橋本じゅんさんのファン。
なので、がんばってチケット取りました。
そして、戸田恵梨香さんに全く期待をしていなかったのですが、意外にも戸田恵梨香さん魅力的でした。


実は、この開演前に初台の友人を呼び出してオペラシティの中華屋でやや飲み過ぎ汗
半分ウトウトした状態で観てしまいました。でも、それがとっても良い気分。蛍も雪も綺麗だった~キラキラ


でね、ゲサク(堤真一)が死ぬ場面で「ガクッ」って言ったんですよ。
さっきも書いたけれど、前日に見た東京乾電池の「ハムレット」でもクローディアスが死ぬ時に「ガクッ」
役者が舞台で死ぬ時に「ガクッ」って(笑)
滅多にないのが何故か2日も続いて、嬉しくなりました。
もちろん、ゲサク、すぐ生きかえりましたよ。ガクッだもん。
その登場シーンの堤さんが軽くてよかったです。


これ、ストーリー知らない人にはネタバレだけれど、まあ、何度も繰り返し上演されてる芝居だからいいよね、ゲサクもヤスオ(橋本じゅん)も、不死身と言う設定なんですよ。
舞台は、核戦争後の荒地。ヤスオはキリストでキョウコ(戸田恵梨香)はマリア?イブ?ってのが、昔からの解釈としてあるらしいんですが、なんかそういう難しいこと考えずに、よくわからん不条理マンガみたいに見た方が楽しめる気がする。
死んだ男が、ただいまーって帰ってくるの。
昔、ガロとかでそんな漫画なかったっけ?


ああ、もちろんそのガロは年のうんと離れたイトコのお兄ちゃんが持っていたものでね。私にとっては、前世の記憶に近い記憶ね。


とにかく、楽しんできました。
役者も良かった。
80分という短い芝居だけれど満足。ええ、そのうち30分近く寝ていたとしても。
それでも、終演後、しっかり胸に残るものがありました。

もう一回くらい、寝てない頭で観たい気もするけど(笑)